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最近、夏休みを前にして学芸員研修の問い合わせや学芸員についての質問みたいなのを受けることがある。
その時に、「学芸員はどんなことをしているのか?」という問いがあるのだけど、正直どう説明していいのか少し困る。
というのは、私は大学院を修了してから、どこかの博物館で働いた後にここに就職したわけではなし、当館は開館以来、学芸員というか職員が私一人であるから、学芸員というものがどのようなものなのか、未だに私自身がよくわかっていないからである。
また、私は他の博物館の学芸員の知り合いもほとんどいないから、実際、他の博物館の学芸員がどんなことをしているのか、まったく知らない。
いったい、学芸員という人たちは、何をしているのだろうか?私の方が聞きたいくらいなのである。
だから、「学芸員はどんなことをしているのか?」という質問に対して、私がやっていることを説明しても、それが他の大多数の学芸員とは違うかもしれないから、説明するのに、困る。
でもまぁ、博物館によって規模とか職員数とか専門とかがいろいろと違うだろうから、それぞれで違うのだろうと思う。
まぁ、私の場合は、草刈、ドブさらい、植栽、企画立案、設計、デザイン、ホームページ作成と管理、SNS等(X、note、YouTube、Peatix)、各種事務、器具等作成、生体採集・飼育・繁殖・水槽掃除、調査・研究、企画展等の展示作成、教育・普及・教材作成、標本や資料の収集・収蔵・整理、そして、誰も読まない小説書き、くらいなものだ。