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暑い日に外で作業をしていると汗をかく。
そして、風が吹くとその汗が蒸散されて気化熱で体を冷やしてくれる。
だから、汗というのは、体が体温を冷めさせようとしている液体なんだと思う。

眠たい時にあくびをすると涙が出る。
そして、その涙が蒸散されて気化熱で眼を冷やしてくれる。
だから、あくびの時の涙は、体が眠気を覚まそうとしている液体なんだと思う。

風邪をひいたり、埃が多いところにいると鼻水が出る。
そして、その鼻水が鼻の粘膜についたウィルスや埃を洗い流がしてくれる。
だから、鼻水は体が外部からの異物を入れないようにしている液体なんだと思う。

ただ、私がいつも不思議で仕方がない体から出る液体がある。
それが、『梅干しを見た時に口の中で出る唾液である』。

もし、梅干しを食べようとして唾液が出るならすっぱいものを和らげようと唾液が出ると思うが、食べようとしなくても出てしまう。
百歩譲って、食べようとして唾液が出るとしても、それならば、すっぱいもの以外にも唾液が必要な食べ物はある。

例えば、口の水分を持っていかれる最中(もなか)を見ても唾液が出てもよさそうだし、辛いものや甘いものを見ても同様に唾液が必要なものはある。ただ、それらを見ただけで唾液が出ることは梅干しに比べたら少ない。

なぜ、梅干しを見たら唾液が出るのだろうか、、?
唾液は、ややアルカリ性であるから、酸性の梅干しを中和しようとしているのだろうか?
人間の体は中和のことまで認識しているというのだろうか?
よく出来ているものだ。

さて、あなたは、この梅干しを見て、唾液が出るだろうか?
そして、その唾液がなんのために出る液体かわかるだろうか?

梅干し