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 当館はTwitter(@toyotahotarum)を開設しておりますが、長らくトップの写真は上のよくわからない試験管にしています。
 
 案外、これについて中身は何のか?とか、そもそもこれは何なのだ?といった質問を受けることがありますので、こそっと説明させて頂きます。

 自分で作っていて、申し訳ないことに、これに何を入れたのか正直覚えていないのですけど、確か、、、右から
①ホタル籠を作る麦藁を細かく切ったもの
②結晶質石灰岩を割った時にでる粉
③確か、、ギギという淡水魚の背骨
④土壌動物がとても多い華山の腐葉土
⑤確か、、イタチの毛
⑥トヤマシノブゴケ
⑦磁鉄鉱を主体とする微小鉱物を多い砂
⑧カイメン
⑨タマムシ
⑩有孔虫が非常に多く含まれる土井ヶ浜の砂
⑪スグヒダギセル
⑫貝殻を主体とする海産生物の遺骸

だったような、、気がします。

 これには、一応、当館は自然史の博物館ですから、身近な地域の代表的な自然史を試験管の中に入れてみようと思ったところから作り始めたものでした。ただ、それだけだと、当館のオリジナルという部分が弱い気がしましたので、ホタル籠に使う麦藁なども加えてみました。

 そして、最後にゲンジボタルの雌の生きた成虫にこの試験管の周りを歩いて貰って撮影したのが、上の写真となります。

 最初から、ゲンジボタルだけは試験管の外で、しかも生きた状態でこの試験管と一緒に撮影しようと決めていました。
 
 それは、の「」としての標本と対になる感じで、試験管の外にいての「生物」として、ゲンジボタルにはいて欲しかったのです。