秋季企画展『身近なヤマタニシの体』に関するツィート 5 豊田ホタルの里ミュージアム・下関市立自然史博物館 2023年9月16日 18:27 《次回企画展のおしらせ》秋季企画展は、『身近なヤマタニシの体』を予定しています。ヤマタニシ類は、陸生のタニシとも言われ、マイマイ類(カタツムリ)やナメクジ類が雌雄同体で蓋がなく、触角が2対ですが、ヤマタニシ類は雌雄異体で蓋があり、触角が1対と、似て非なるカタツムリです。 pic.twitter.com/0vZvHviFkw— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) August 21, 2023 マイマイ類は雌雄同体ですが、ヤマクルマガイには雌雄がいます。雄は右の頸に陰茎があるので(写真①)、それを目印に雌雄を並べてみました(②)。すると、雌の方が大きい。計測してもやっぱり大きい(③)。図鑑を見てみると雌の方が大きいと書いてある。先人たちはよく見ておられる。。。 https://t.co/MId1mIgyV3 pic.twitter.com/yxerIAeDRI— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) August 22, 2023 最近、生物を輪切りにする方法を試行錯誤していたら、カブトムシからカタツムリまで割れずに、歪まずに、切る方法が確立できました。よかった、よかった。 pic.twitter.com/pIv30czsxs— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) September 2, 2023 文献を読んでいると陸にいるタニシの仲間であるヤマタニシ類には鰓(えら)はないと書いてある。けど、実際ヤマタニシを解剖すると対を成した櫛鰓がある。しかも体の中で多くのスペースを占めている。これは、どういうことなのだろう??位置的にも形状的にも鰓だし、退化しているとも思えない。 pic.twitter.com/BvNlUBk72B— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) September 6, 2023 ヤマタニシの殻の断面を観察しているとだいたい同じ形で巻きが増えていくけど、殻口の形は変わるという当たり前のことがわかりました。あと、殻の厚みがずっと同じこともわかりました。次は、この巻きをほどきたい。殻の中にシリコン入れて殻を溶かして、シリコンをまっすぐにして切ればいいか。 https://t.co/vVxbhPgls9 pic.twitter.com/mYWNrToGFj— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) September 6, 2023 ヤマタニシ(写真①)の蓋と、アツブタガイ(②)の蓋は成分も違うけど、断面が全然違う。アツブタガイの蓋は、板状かと思っていたが、切断して、断面を観察してみると段ボールのようになっていて、無駄のない作りになっていた。ちなみに、①は上が殻の内側で、②は下が内側。 pic.twitter.com/qKQhBvFJzL— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) September 7, 2023 ヤマタニシ(写真①)の蓋と、アツブタガイ(②)の蓋は成分も違うけど、断面が全然違う。アツブタガイの蓋は、板状かと思っていたが、切断して、断面を観察してみると段ボールのようになっていて、無駄のない作りになっていた。ちなみに、①は上が殻の内側で、②は下が内側。 pic.twitter.com/qKQhBvFJzL— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) September 7, 2023 咽頭を解剖していたら出てきたヤマクルマガイの歯舌と思う器官。ヤマタニシのはマイマイ類と同じようなシート状なのに、ヤマクルマガイは結構変な形をしている。 pic.twitter.com/zBraLrsamb— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) September 6, 2023 https://twitter.com/toyotahotarum/status/1699983330819911704殻を自在に切れるようになったので、殻を切って蓋を断面で観察しました。ちょうどいい大きさと形。これより蓋が大きいとヘソの半分ごと進むから邪魔になるし、小さいと支えとならない。あと、蓋の段差ごとの直径と殻の穴の大きさを見ると殻を半周作るごとで1段作るのもかもしれない。 https://t.co/yMDqCI5I5X pic.twitter.com/KxRnN0A7s8— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) September 8, 2023 とりあえず、身近にあったシリコンをヤマタニシの殻に入れて、一晩固まるのを待って、サンポールで殻を溶かしてシリコンを取り出してみました。一応、ちゃんとできた。さて、1mm間隔でこれを切ってみよう。ヤマタニシが殻をどのように成長させるのかが、たぶんわかる。 https://t.co/aMteoBJCL9 pic.twitter.com/rPFUf18ONB— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) September 9, 2023 ヤマタニシの歯。 pic.twitter.com/Qm533v2qEV— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) September 15, 2023 ムシオイガイには殻の最後の巻きのところにパイプがある。このパイプは呼吸に関係いていると聞いていたので、せっかくなので、表、裏、断面と観察してみたけど、よくわからなかった。呼吸器なのだとしたら、ここまで殻を伸ばして成長するまで同じようなパイプが途中にないのか、、わからない。 pic.twitter.com/rTz2pFpBA0— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) September 15, 2023 つぶらな瞳(触角の根元)がカワイイ。ヤマタニシの雌。 pic.twitter.com/t1Glm74dwp— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) September 15, 2023 アツブタガイの蓋には同心円状のスジが入っている(写真①)。でも、これはよく見ると螺旋になっている。このスジをなぞるとよくわかる(②、③)。蓋の断面を見ても穴が左右で交互に大きさが変わるのでわかる(④)。殻は時計回りに巻くが、蓋はその逆に巻く。蓋は回転して作るのだろうか~? pic.twitter.com/ev4kdVKTuh— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) September 15, 2023 蓋は殻を置くのに、ちょうどいい。 pic.twitter.com/UeknxYyadQ— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) September 16, 2023 ダウンロード copy 5