例年だったら、そろそろカブトムシの成虫が出てくる頃なのだが、なかなか幼虫を飼育しているところから出て来る気配がない。
カブトムシの幼虫を飼育しているところには、今年はミミズがいっぱい発生したので、これを使って今年はホタルの幼虫の飼育に活用しているのだけど、そこからカブトムシの成虫が出てくる気配がないである。
そこで、少しずつ手で土を除けながら掘っていくと、蛹の姿を見つけることができた。しかし、真っ黒になっている。他のも掘って探して見ると黒くなっている。。
こりゃいけないと思い、土の中の蛹をすべて取り出すことにした。
すると、ふつう蛹は蛹室という部屋を作って綺麗な状態で土の中にいるので、泥汚れなどついていないのだけど、どれも泥がついていて、蛹室がないように見える。
なんで、こんな感じになっているのか~?
少し考えて気づいた。ミミズが土を掘り返しているから、蛹室も掘り返されているのだろうということに。
なるほど、、、思い返すとこれまでもミミズが多いところのカブトムシの蛹はカビで死んでいることが多々あった。ミミズが多い土は蛹にはよくないのだと、理解することができた。
そこで、蛹を掘り出して、一つ一つ水で泥の汚れをとってタオルで拭いて綺麗にした。
そして、昨年、カブトムシの羽化をタイムラプスで撮影して気づいたことだが、羽化の過程で腹部のクチクラを固める際に、後脚と中脚で立って腹部を宙に浮かして固まるのを待つため、蛹室は縦長でないといけないし、脚が滑らないような壁になっていないといけない。
そこで、プラスチックコップの下に孔を開けて(水を吸わせ)、それの内側に粘土質の土を貼って蛹室を作って、蛹を入れることにした。
どうにか、1匹でも多く成虫になって欲しい。。。
ついでに、蛹がいた土にはミミズがいっぱいいたので、これはカエルにあげることにした。カエルやサンショウウオという生き物は、ミミズが大好物で、他の餌と違って目の色を変えてミミズを食べる。
こんな可愛い チュウゴクブチサンショウウオも
ミミズを食べるときは、動きが俊敏になり、可愛さの欠片もなくなってしまう↓