春季テーマ展「下関の石灰岩とチャート」に関するツィート
春季テーマ展「下関の石灰岩とチャート」というテーマ展を作る際に投稿したツィートをまとめたものです。
《春季テーマ展のお知らせ》
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 10, 2022
春季テーマ展は「下関の石灰岩とチャート」を予定してます。
石灰岩とチャートは、生物の死骸できた堆積岩で、それらの市内における地質をわかりやすく紹介できたらと思います。 pic.twitter.com/t4q44eASmH
今日は岩石の師匠とともに下関市内の石灰岩とチャートを探して山から海まで。
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 16, 2022
論文を頼りに道なき山を登り、滑る沢をよじ登り石を探す。さらに長い海岸を歩き、岸壁をよじ登る。
やっと目的の露頭を見つけて石を採って、それをリュックに入れて来た道を戻る。
よくわかる。
石は硬くて重く、偉大だ pic.twitter.com/owAMlodP06
石いろいろ pic.twitter.com/gHWnwDDX1E
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 17, 2022
今日は石灰岩とチャートのパネルとラベルを作成。
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 19, 2022
ほぼ完成。
生物には新種記載する際に模式標本というのを指定して、それがその種の基準となりますが、地質でも地層の模式地というのがあります。
例えば、豊西層群清末層だったら下関市清末に模式地があります。
生物学も地質学も同じ。
石灰岩もチャートも生物的堆積岩と言いまして、生物の遺骸でできた石です。
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 19, 2022
でも、石灰岩（写真①）はサンゴや有孔虫、ウミユリなど主に炭酸カルシュウムの遺骸で、チャート（②）は放散虫や珪藻などの二酸化ケイ素の遺骸でできてます。
ちなみに、他にも生物的堆積岩は石炭（③）などもあります。 pic.twitter.com/nCzpFCIKmx