飛騨山王宮 日枝神社


2024.04.14
昨年に続き今年も春の高山祭にやってきたが、いつも午前中のからくり奉納を見ただけで、その後白川郷や金沢方面へ出掛けてしまい、日本三大美祭とも言われ、夜になると各屋台はそれぞれ約100個にもおよぶ提灯を灯し、艶やかに夜の闇を飾るが、見ずじまいであった為、今回は短時間になるのは覚悟で祭りを観覧する予定を組んでいた。そのため、午前のからくり奉納は敢えて見学せず、日頃見学できていなかった下二之町観光から春の高山祭エリアに移動してきた。午後のからくり奉納を終え、再び市内観光へ出向いた。飛騨山王宮 日枝神社にやって来た。




市の中心部にある城山の南麓に鎮座する大山咋神(おおやまくいのかみ)を祀る神社で、大山咋神は山の神・方除の神・殖産興業の神とされ、大山は日枝(比叡)山を意味し、咋は主の意味と考えられ、勧請の歴史は古く、永治元年(1141)と伝えられ、この神社の例大祭は春の高山祭として有名である。


境内には巨大な大杉があり、樹齢1000年以上と言われ、目通り幹周囲7m、樹高36m、樹勢は旺盛で県の天然記念物として指定されています。


お賽銭でこんな話があった、お賽銭は「16円」がいいらしい。世間一般に10円玉は「遠縁=縁が遠ざかる」、500円玉は「一番高額な硬貨=これ以上の効果がない」とされ、お賽銭にはふさわしくない硬貨と言われているが、風水の世界では、陰陽のバランスを整えることが何よりも大事で、陽のエネルギーを持つ奇数の一円玉と、陰のエネルギーを持つ偶数の十円玉、そして、真ん中に円を持ち陰と陽、両方のエネルギーを持つ五円玉で、この3つの硬貨で構成されるバランスは最高らしいです。また、お賽銭を5円にすると「ご縁がある」とか、「二重にご縁があるように」と25円、「始終ご縁があるように」と45円などと、巷では言われている。



日枝神社の一番重要なのが、富士社社殿で派手な彩色で塗装されたここが高山日枝神社の旧本殿であった、1748年に松田太右衛門という棟梁によって造営され、1935年の土砂崩れで崩壊し、破損個所を修復して現在地に移築されていた。


社はちょっと目立たない場所にあり、拝殿の右、御神木の立っている場所の裏あります。




ここは山王稲荷神社です。江戸時代は「山王権現(ごんげん)」と呼ばれたり、「日吉山王社」と書かれたりしていました。 日枝神社の「日枝」は「比叡山」の「ひえ」で、元々は比叡山の山の神様であった為、「山王さん」と言われていた。


これは天満社で、勿論主祭神は道真公であった。昨年、太宰府天満宮を参拝した折りに飛び梅を見てきたよ。


「東風吹かば匂い起こせよ梅の花主なしとて春な忘れそ 」。これで日枝神社の参拝を終え、既に始まっている御巡幸を見に追いかけよう。

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