秩父観音霊場札所15番・少林寺
2023.12.03 2011,2016年に続き3度目の秩父夜祭りを観覧にやって来た。今回も前回同様、近隣駅に車を止め、そこから列車乗り換えて秩父駅に降り立った。秩父夜祭りは、日本三大曳山祭り(京都祇園祭り・飛騨高山祭り)の一つとして知られているお祭りで、その歴史は古く、300ほど前から始められ、毎年、12月2日(宵宮)・3日(大祭)の日程で行なわれ、週末にならなければ出掛けることが出来なかったが、今年は幸いに土・日曜日になり出掛けていた。
すると、秩父観音霊場札所15番・少林寺の看板を見つけ参拝すことにした。秩父線の踏切を渡ると石段の上に白塗り土蔵造りの本堂があります。
この寺も1878年の秩父大火の際に焼失し、本堂再建の際、内部は和式ながら火災予防の見地から木造の外側をすべて白色の漆食塗りで仕上げ、札所中唯一の土蔵造りの堂であった。
一願達磨堂山門の手前に、一願達磨が迎えてくれます。
願いは一つじゃ物足りないな。参道の入口に「五葉山少林禅寺」とあるのは、旧寺院名であった。もともとこの寺は母巣山蔵福寺といい秩父神社境内にありましたが、明治維新の神仏判然令でいったん廃寺になったが、札所15番がなくなってしまうのを憂えた信者たちが役所に願い出て市内柳島にあった五葉山少林禅寺を現在のところへ移し両寺合わせて秩父札所15番を継承することにしたのだといいます。秩父神社で見たつなぎの龍の彫刻で読んだ説明文にあった天ヶ池だが、全くどこだか分からなかった。
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