しなの鉄道軽井沢駅 旧国鉄駅舎


2024.04.13
軽井沢駅にやってきた理由は、エキタグというデジタルスタンプ収集であり、JRの駅にて無事捺印成功していた。するとJRの駅舎隣にレトロな佇まいのしなの鉄道軽井沢駅があった。


この駅舎は、元はJR軽井沢駅の駅舎で軽井沢町の玄関駅であったが、1997年の北陸新幹線軽井沢駅開業にともない取り壊され、その後、駅の西隣に明治43年の往時の姿に再築され、旧軽井沢駅舎記念館として開館されてきた由緒ある建物が、2017年10月27日に、しなの鉄道軽井沢駅旧駅舎として復活を遂げていた。


玄関を入ると右手には待合室があり、ここは、記念館時代には鉄道展示室があったところで、その展示物は今、軽井沢観光会館で展示されている。


待合室の椅子やテーブルは、デザインを担当した水戸岡鋭治氏らしいもので、落ち着きがあり素敵である。玄関から中へ入ると、左手奥にきっぷ売り場があり、改札口は自動改札はない。


2階には、「ろくもんラウンジ」があり、かつては皇族や要人も利用した貴賓室だったスペースで、当時の貴重な木材はそのままの利用した部屋になっているが、見学は出来なかった。ここでは、観光列車「ろくもん」乗車前に乗客がドリンクを楽しみながらくつろげる場所にもなっていた。


一時は別な役目の施設となった旧軽井沢駅舎が、しなの鉄道の駅の「旧駅舎口」として整備し、再び現役の駅舎として活用されていることに喜びを感じます。


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