目黒「ホテル雅叙園東京」百段雛まつり

2024.02.01
東京目黒「ホテル雅叙園東京」で、恒例の「百段雛まつり」が開かれ
ていることから出掛けてきた。


千年雛めぐり~平安から現代へ受け継ぐ想い~
百段雛まつり 2024。開催期間:2024年1月20日(土)~3月10日(日)


エレベーターを降りると、真っ先に目に飛び込んでくるのは「東玉」が源氏物語をモチーフに制作した現代雛(親王飾り)であり、「源氏物語」を書いた紫式部を主人公にしたNHK大河ドラマ「光る君へ」も始まり、今年を表すお雛様であった。


会場となっている百段階段は、1935年に建てられた「ホテル雅叙園東京」の現存する唯一の木造建築で、東京都の有形文化財に指定されてます。昭和の竜宮城と呼ばれ、四季の花鳥画や美人画などが描かれた趣向の異なる7部屋を、99段の階段廊下が繋いでいます。装飾の破格な豪華さから、東京観光の人気スポットになっています。



イベント時のみ公開される旧館「百段階段」にあるトイレは、今から80年以上前につくれたもので、4畳半の広さにポツンと便器が設置されている。



日本各地の歴史ある雛人形を紹介する「百段雛まつり」、コロナ渦が明けて4年ぶりの開催となっていて、毎回大勢の来場者がある人気イベントで、お雛様の名品が有形文化財の「百段階段」に飾られます。



今回の目玉である平安絵巻を圧巻のスケールで表現した「座敷雛」福岡県飯塚市で2,300坪の総面積を誇る筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門の栄華を今に伝える旧宅で毎年開催される「いいづか雛のまつり」の圧巻さ驚くばかりだった。



「百段雛まつり」は日本各地の雛が集い、早春を彩る人気企画として第1回目の2010年から2020年まで11回行われ、63万人以上を動員してきた大人気企画であった。



つるし飾りの起源は諸説あるそうですが、雛人形は一部の裕福な家庭で飾る高価なものだったことから、雛壇の代わりに子どもの幸せを願う親心が込め
られ作られ始めたといわれています。


新型コロナウイルス感染症拡大の影響で2020年は3月3日をまたずに早期閉会し、今年こそはと望む声が多数寄せられていた。


当初は紙を使った簡素な作りだった「立雛」だが、現代では木の胴で腕を取り付け、顔を桐塑(とうそ)で作り、胡粉(ごふん)を塗り、衣裳の生地を型紙に合わせて裁断するなど、細かな工程を経て作られています。

「静水の間」では琵琶湖を舞台とした「清湖雛物語」の世界観を表現。こちらのお雛様は滋賀県東近江市在住の人形師・東之湖(とうこ)さんの作品です。



「清方の間」では新企画として「ねこたちの雛まつり」を開催されてい
た。10名の作家たちによるねこのひな人形が飾られていた。


猫たちのひな祭りも見たかった。皆かわいいね。


階段に猫たちがいるだけで、雛壇となった作品もいいね。




こうして初めての百段階段お雛様を見学したが、たまにはおじさんもこのような催し物に触れることの意義を感じ取れた。


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