データの見える化をやりたい

ここ2月ほど自分探しと称して『今後5年くらいは誰に何と言われようがやるモチベーションが維持できることってなんだろう』と言うのを探してました。

そのために書籍を読み漁り、そして本を読むことにより読む本がさらに増え、本棚が溢れて、『勉強すればするほど不勉強が露わになっていく・・・』と絶望したりしております。

まぁでもそんな中でもいくつかやりたいことが見えてきました。

まずはデータの見える化。これがやりたいです。

学生の頃から兎に角グラフを作ることが好きで、ワントゥーテンに入った切っ掛けも実はデータビジュアライズでした。メーカに務めていた頃、解析した高次元のデータをどうやってメンバに共有するかを悩んでた時期がありました。

毎回Excelで作れる2次元のグラフにまで落とせるわけじゃないしなぁ、と悩んでた頃にネットの記事でmixiがソーシャルネットワークの繋がりのビジュアライゼーションをRとProcessingでやってる、というのを発見して『Processingってなんじゃ?』と思ったのが最初でした。

最近SDGsとかサステナブルとかの議論が盛んですが、結構これはヤバい、難しいテーマです。

例えばストローの問題。海外ではプラスチックが石油が主原料となるため、サステナブルではないとされ、代替品として紙ストローが広がっています。

が、紙ストローは確かに石油を主原料としませんが、主成分は紙、紙パルプ、もっと言うと木です。おそらく、木から紙パルプを作るには、石油からプラスチックを生成するよりも大量の水を消費しています

水は自然界にすでに循環のシステムがあります。雲→雨→川→海、みたいなやつですね。

画像1

国土交通省HPより

水は様々な状態を遷移しながらサイクルを回っていますが、我々が工業用水、飲料水として利用しているのは地表近くの地下水、湖や川の水だけです。海や雲の状態ではほとんど利用していません。地球上の水のうち、淡水はわずか2.5%

その中で凍ってたり地下深すぎて我々がアクセスできない水資源以外の、利用可能な水資源はごくわずかです。河川および湖(地表に露出した液体状態の淡水)に限ってしまえば全体の0.0101%。これをみんなで分け合っている状態です。

こう考えると石油を止めて代替品にすればよい、という簡単な話ではないことが分かるかと思います。この問題を突き詰めると石油のほうがサステナブルな可能性も否定できないでしょう。

なんだったら地球を暖めて氷を解かして水循環に入ってない水資源を水循環に組み込むべき、という話すら出てくる可能性があります。

そもそも石油はどうするのがサステナブルなのでしょうか。石油は生き物の死骸が材料で、自然の中で長い時間をかけて石油になっていくそうですが、

・どの程度の期間で石油になるのか?
・埋蔵量は?
・石油は自然に消費されないのか?(循環システムはないのか?)
・ないというのであれば(自然そのものが持続可能じゃない、という割とショッキングな結論になりますが)どの程度消費するのが持続可能な社会として最適なのか?

といった問題が出てきます。自然すら実はサステナブルではない可能性があるし(太陽とかサステナブルじゃないですよね・・・よく考えれば)、社会だけでなく自然も社会資源として見積もって全体として考えなければ答えが出せない複雑で大きな問題なのです。

このあたりについて学術的データと内容をうまく見える化して開示し、議論の土台を作っていくことがここ10年ぐらい大事な気がしています。

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