About TouchDesigner / PC環境について ~
TouchDesignerを使うPC環境について書いていきます。
1. OSは基本Windows
TouchDesignerを使った開発では基本的にWindowsがおすすめです。理由は大きく3点あります。
1. Azure KinectなどWindows版のみサポートしているデバイスがある
2. Macでは採用されていないNVIDIA社製GPUでのみ利用可能な機能がある
3. GPUのスペックが同じ価格帯だとWindowsのほうが高い
2.GPUもスペックの良いものを
TouchDesignerはリアルタイムにレンダリングするためにCPUだけでなくGPUも利用します。そのため、CPUやメモリだけでなく、GPUのスペックが重要になります。GPUはメモリと演算性能とユニット数の3つのスペックをしっかり確認しましょう。今だとGTX 2060以上がおすすめです。
3. マイク、カメラ
ノートPCなどにはほとんど標準で装備されていますが、デスクトップPCで開発する場合、マイクやカメラも準備しておいたほうが色々できることが増えるので別途購入しましょう。
大概のウェブカメラにはマイクもついています。
4. オーディオインターフェース
VJなど、本格的な音響との接続や音の波形を綺麗に取りたい場合、USBオーディオインターフェースが有効です。
1. モニタ出力で音が来てるかどうか確認できる!
2. ツマミで感度(ゲイン)が制御できるので現場調整が簡単!
シンプルなものでも良いので1つ持っておくと良いでしょう。ループバック機能(出力している音をそのまま入力として取れる)付きのものがより便利だと思います。
5.ノートかデスクトップか
自分の利用用途に合ったほうを選びましょう。
6. モニター
TouchDesignerで開発をしているとモニタのサイズは作業効率にかなり影響するので、大型モニタがあったほうが良いです。4Kだとなお良いですが、必須ではありません。
8. マウス
TouchDesignerで効率的に作業する場合、3ボタンマウスが必須となります。安くても良いので3ボタンマウスを購入しましょう。
テキストベースのプログラミングよりもマウスを操作する時間が多いため、トラックボールや縦型マウスなど、疲れづらいものを採用しても良いかもしれません。
個人的にはマウスは手でギリギリ包み込めるぐらいの大きめのマウスがおすすめです。
9.結局おススメPCは?
業界的にはノートPCだとゲーミングPCを購入している人が多いです。
AlienwareやRazerなど。
国内だとマウスコンピュータやドスパラも良く見ます。
ノートPCを購入する際の注意点としてはスペックは勿論ですがキーボードもチェックすること。テンキーの有無やエンターキーのサイズなどがメーカによって異なるため、自分に合ったものを選びましょう。
また、GPUの弱いノートを購入してe-GPUを購入するパターンもありますが、あまり使っている人を見たことがありません。恐らくe-GPUを持ち運ぶぐらいなら小型デスクトップPCを持ち運んだほうが便利だからでしょう。
自作PCに慣れている人は廃熱と基板サイズに注意しながらMini-ITXで自作PCに挑戦してみるのも良いかもしれません。希望通りのスペックのPCをコスト低く作ることができます。
自分のスタイルに合ったPCを購入しましょう。
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