SOPの基本的な使い方
TouchDesignerには6種類のオペレータがありますが、一番種類が多いのが数値を扱うCHOP、次いで画像を扱うTOP、そして3Dオブジェクトを扱うSOPです。
SOPの使い方はTOPやCHOPよりも多く、それによって使うオペレータが大きく異なります。
1. オブジェクトを作る(モデリングする)
Line SOP、Circle SOP、Rectangle SOP、Text SOP、Grid SOPなどの平面的なオブジェクトを生成するもの、Tube SOP、Sphere SOP、Box SOP、Torus SOPなどの立体的なオブジェクトを生成するものがあります。
また、これよりも複雑な形状を作る際、これらのモデルを組み合わせて複雑なモデルを作ることになります。
Boolean SOP、Extrude SOP、Copy SOP、Merge SOP、Object Merge SOPなどです。
2. オブジェクトを動かす
作ったら当然動かしたくなるものですが、実はオブジェクトを動かす方法はあまりTouchDesignerでは使わないように思います(少なくとも自分は・・・かもしれませんが)。
良く使うのはTransform SOP、Noise SOPなど他のオペレータにもあるようなものと、Twist SOPぐらいです。
簡単な移動や回転、拡大縮小などはGeometry COMPのほうで行うことができること、SOPでの処理は基本的にCPUで行っていて重くなりがちなことが主な理由です。
1. と2. をしっかりとやりたい場合、プリレンダ系の3Dソフトを併用することをおススメします。
特に無料とは思えないほどの機能のあるBlender、TouchDesignerとインターフェースがかなり似通っているHoudiniはお勧めです。
3. インスタンシングのための座標を作る
『TouchDesignerの基本操作 / Instancingする』で説明した、インスタンシングのためのパラメータをSOPで作ることは非常に多くあります。Sphere SOPを使ってインスタンシングさせることでオブジェクトを球状にレイアウトさせたり、Grid SOPを使ってオブジェクトをグリッド状に並べたり。
また、インスタンシングの際にはParticle SOPを使うことで様々な表現をすることができます。Particle SOPは風で舞う塵や水流や煙のような物体の動きをさせたい時に有効です。その際、Sort SOPを合わせて良く使います。
4. データを付加する
Attribute Create SOPやMaterial SOPなど、SOPにさらなるパラメータを付加させることもあります。特にAttribute SOPはHight Mapを利用する時によく使います。
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