『プログラミングを用いた映像制作のコツ』をTouchDesignerで実装する
Ameetに掲載されているKezzadrix氏の書いた『プログラミングを用いた映像制作のコツ 第1回~パタンの組み合わせと繰り返し~』はシンプルな四角形を使って『プログラミングならではの映像制作の勝ち筋』を体験するのに非常に有効です。しかしこれはサンプルプログラムがopenFrameworksで書かれています。今回はこれをTouchDesignerで実装したサンプルを用意しました(Kezzadrix氏には許可をいただいております)。
サンプルはこちら。
起動してパフォームモードにすると、以下のような画面が立ち上がります。
単一のパラメータで動かす
まずは赤枠の中にあるスライダーを1つだけ動かしてみましょう。
音に合わせてボックスが移動、回転、拡大のどれかを行います。
この時点では単調な変形に感じるでしょう。
複数のパラメータで動かす
次に複数のスライダーを調整してみます。
少し不思議な挙動をしはじめますが、これでもあまり面白くありません。
ランダマイズする
下の方にあるRandomizeトグルをONにします。するとさらに下にあるThresholdを超えると移動、回転、スケールの値がランダムに切り替わります。面白い動きをするようになってきました。
少しずつ違う値で複製する
さらに下にあるInstancesの値を増やしてみましょう。増やすとその数だけボックスがコピーされ、移動、回転、拡大の値は全て異なる値が適用され、全て微妙に違う位置、違う形のボックスが描画されます。こうなってくるとかなり意図しない面白い形やアニメーションが作られるようになると思います。
色も編集できます。アルファチャンネルによる合成を使うと単色でも重なる事で複雑な色を作り出すことができます。
最後に
ネットワークモードに戻ってさらに改造してみましょう。
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