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2020年の抱負

 退職したりなんだり結構大きなことをしでかして年末を絞めたので、新年の抱負と予定みたいなのを書いてみる。

2020年にやりたいこと

 退職した理由にも繋がってくるのだが、今年は仕事のロジックを大きく変更したいと思っている。一言で言い表すなら『研究者に戻る』だ。社会実装の重要さを沸々と感じていたので博士課程もそこそこにメーカに就職し、前職のエンタメテクノロジー系の会社に転職して10年経った。ばりっばりのボトムアップな仕事スタイルの中で、『プロトタイプ(今だったらプロトタイプ駆動、と言うな・・・)』という言葉を使ってそのエンタメ制作のノウハウをメーカの製品開発に応用するような動きをここ5年くらいしてきた。

 そして今、やはり理論を詰めたくなってきた。いくつか理由はあるが、大きくはエンジニアリングやテクノロジーとのチーム(の非エンジニア陣)の付き合い方について、まだガイドライン整備が追い付いていないと感じていること、もっと大きな視点でいうとシステムやテクノロジーについて、人間はもっとうまい関係性があるのではないか、と思っているためだ。このあたりはシステムとの対話や理解という言葉に集約されている気がして、メディアアートと現代アートの溝も少なからずこのあたりに関係していると考えている。

 なので今年は『テクノロジーやシステムについての思考を言語化してアウトプットする』ことや『テクノロジーやシステムについての問題を提示できるような作品の制作』をすることにリソースを使いたい。理想を言えばそれで飯が食えれば最高だが、そうはいかないと思うので通常のクライアントワークも並行していくと思われる。まぁ、クライアントワークだったら上記のテーマに沿わないか、と言われればそうでもないので厳密な区分けは存在させないかもしれない。

 なんとなく今イメージしてるのは大学のような研究機関に所属して、クライアントワークを研究として進めていくような形だ。作品制作も研究として包括できるので、このカタチが一番収まりが良いように思っている。

 ただし、今は在野の研究者のほうが色々身軽だったりもするので、教育や研究に時間がある程度割ける会社員(あるいはフリーランス)大学の研究者のどちらがいいかは判断しかねているところだ。ダブルワークなども検討すべきかもしれない。

 具体的には何をやっていくか。

 しばらくは引きこもってインプットに集中する

 2020年は4月ぐらいまではインプットに集中したいと考えている。クライアントワークは週1日程度の稼働で済む程度で済ませたい。

 2日で1冊ぐらいのペースで読めるのが理想だが、あまり読書スピードが速いほうではないので難しいかもしれない。

毎日、日記をつけてnoteに公開する

 兎に角自分は思考の言語化が苦手である。大学の頃、論文の書き方を叩き込まれたが私の先行だった工学部の論文はそれほど思考のプロセスの言語化を重要視していなかった。どちらかというと実験プロセスの説明のほうが重要だった。そのためあまり言語化が得意ではないまま10年ぐらい過ごしてきている。

 未だにメール書くのに2時間かかったりとか、ブログ書くのに半日かかったりする。なので日記を書いて思考の言語化の精度を上げていきたい。

 まぁ、正確に言うと日記というよりかは随筆みたいな「毎日なんか思いついたことをダラダラと書いた文章」みたいなものが出来上がるはずだ。

 しかしあんまり時間をかけずにやりたいので1時間程度の時間制限を設けて、途中でも公開してしまうことにする。

考えていることをnoteに書いて公開する

日記も書きつつ、自分の考えている技術論やシステム論、テクニカルディレクション論といった、今まで言語化せず扱っていたものを言語化してnoteにて公開していきたいと考えている。こっちに力を入れ過ぎた日は日記をお休みするかもしれない。

自分の研究テーマを見つける

まだなんとなくやりたいことがぼんやりしているのでこのあたりを4月までにはっきりさせていきたい。3つぐらいぼんやりと浮かんではいる。

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