トンネルループを作る
無限ループのトンネル映像を作ってみましょう。サンプルはこちら。
1. トーラスを作る
Phong MATでトーラスをレンダリングします。Torus SOPをGeometry COMPに接続し、Phong MATを繋ぎます。
レンダリングに必要なCamera COMP、Light COMP、Render TOPも用意しましょう。また、トーラスを縞模様にするため、Phong MATにRamp TOPを繋ぎます。
2. トーラスのワイヤーフレームを作る
Geometry COMPの出力からさらにGeometry COMPを繋ぎします。こちらの2つ目のGeometry COMPにはWireFrame MATを繋ぎます。
3. カメラのパスを作る
このトーラスの中をずっとカメラを回すので、トーラスの中心位置を通るx = 0.75、y = 0.75のCircle TOPを作ります。これをCamera COMPのPath SOPに繋ぎ、初期値で入っているCamera COMPのtzの5を0に変更します。こうすることで、Camera COMPのPositionを0~1で変更させるとカメラがサークルのパスをグルグル回るようになります。また、Camera COMPのAuto Bank Factorが1だとカメラがカーブするたびに倒れるので0にしておきましょう。
4. ループで移動させる
Constant CHOP、Speed CHOP、Limit CHOPを使って0~1をループするパラメータを作り、Camera COMPのPositionにExpressionさせます。Constant CHOPが+の値だと逆走しているような動きになるのでーを入れましょう。
5. ライトにカメラを追わせる
次にライトにカメラを追わせてみましょう。Light COMP、Geometry COMP、Camera COMPは上下の穴を繋ぐことで座標の親子関係を作ることができます。つまり、Camera COMPの下側の穴からワイヤを伸ばしてLight COMPの上側の穴につないだ場合、Light COMPのTranslateやRotateは『Camera COMPの座標情報、回転情報からさらにどれくらい回転、移動させるか』を入力することになります。全てが0であればCamera COMPと同じ位置になります。
今回はカメラのちょっと後でかつ上の方を追わせたいので、tyとtzに0.3を入れましょう。
これで完成です。
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