製品案内　K315-Ｎ ガス透過率測定装置

概要
本装置は、JIS規格およびA.S.T.M規格に基づき、圧力法により高分子膜、セラミック中空糸膜などのガス透過率を測定する装置です。

特長
・測定およびデータ処理の手順が非常に簡単
・広い測定範囲 3×10^-12～3×10^-20 mol・m/㎡・sec・㎩
　｛10^-6～10^-14 cc(stp)・cm/㎠・sec・cmHg｝
・温度調整が可能　室温～60℃（膜厚100μm想定）
・金属製の配管と高真空バルブを使用しているので小型軽量で高耐久性

セル　単式
　型式： K-315N-01
　寸法：約500W×250D×490H
　重量：約25kg

セル　２連式
　型式：K-315N-02
　寸法：約750W×350D×650H
　重量：約35kg

セル　３連式
　型式：K-315N-03
　寸法： 約930W×350D×650H
　重量：約45kg

仕様
測定方式：低真空法
測定範囲：3×10^-12～3×10^-20 mol・m/㎡・sec・Pa
　　　　｛10^-6～10^-14 cc(stp)・cm/㎠・sec・cmHg｝
透過部寸法：Φ30（試料径Φ39）またはΦ50mm（試料径Φ59mm）
セル温度設定範囲：室温～60℃
低圧側容積：
　20mL（20 cc） ・・・増量タンク無し
　100mL（100 cc）・・・増量タンク有り
圧力変換器：
　低圧側 1.33kPa（10mmHg）、精度±0.25% of R
　高圧側 133kPa（1000mmHg）、精度±0.25% of R
電源：AC100V、50Hz/60Hz
透過ガス：
空気、酸素、窒素、二酸化炭素などの非腐食性気体に使用できます。
(特殊な気体を使用する場合はお問い合わせ下さい）

オプション
・自動計測システム（パソコン、プリンター、専用ソフトウエア）
・記録計
・真空ポンプ6.65×10-2 Pa（5×10-4mmHg）、排気速度140 l/min程度

自動計測システム　サンプル画面

また、ガスクロに接続する機種（K-315N-G）は透過ガス（混合ガス）の組成分析に便利です。
（技術顧問　竹本信一郎）