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【アベンチュリン②偶然生まれた光の石】

どうも!
とよぴーです^ - ^

今日は、アベンチュリンの続きです‼︎

【アベンチュリンの流通・経緯・成分】

アベンチュリンの発見の由来というか
この名前がついて、流通したという経緯って
どういうものだったのかと言いますと。

このアベンチュリンという
名前自体は、このキラキラした光の効果で
光学効果を示す名前なのです。

これは、18世紀のイタリアのべニスの島に
あったガラス工房で、キラキラ光るガラスが
偶然に生まれたのです。

そこで働いていた職人さんの手違いが
あって何かキラキラしたものを
混ぜてしまったと思うのですね。

そうしたら光るガラスというか
キラキラとしたガラスが生まれたわけですよ。

それを他の職人さんが見ていて、

たまたまね、
「アベンチュリーナみたいな感じのやつ」
と呼んだらしいですね。

そこから、アベンチュリンという名前が
誕生しました。

アベンチュラっていうのが、冒険とか
実験的にとか偶然にみたいな意味合いが
あります。

まあ、偶然に生まれたとか冒険的なということが
その光の名前になったということなのですね。

その言葉が、のちに本当にその光学効果の
名前のアベンチュレッセンスという
名前になったわけですね。

実は、このアベンチュレッセンスが
見られる石っていうのは、結構古くから
見付かっていたのですね。
ただ、その頃はさほど注目されていなかった
ようです。

そこで、自然界にそういった
アベンチュレッセンスのキラキラした効果を持つ
石が結構あることに気づいて、
注目されていったわけなのですね。

最初は、アメジストで、
アベンチュレッセンの要素を含むものが、
見つかったのかな。
ただ、流通量があまりにも少なくてね。

その時にインドで
グリーン アベンチュリン クオーツの大きな鉱床が見つかって、相当な供給量があったようです。

それで、グリーン アベンチュリン クオーツ
というのが、アベンチュリンの代名詞のように
なって流通したということなのですね。

ただ、その時に見つかった量というのが
非常に多かったために、宝石としての価値が
ちょっと落ちてしまって、

宝石としては、
あまり人気が出なかったというのが
これまでの経緯ということです。

アベンチュリン②画像2

アベンチュリンの成分ですけれども、
SiO₂で水晶とほぼ同じです。


ケイ素と酸素の化合物で、これを珪岩という。
まあ、結晶を持たないものを珪岩と言います。

一応結晶系としては、六方晶系なのですけど
粒状集合体ということになっていて、

通常クラスター(群生)みたいな状態で
算出されるものではないということですね。

硬度が7で
比重が2.64〜2.69


色は、このグリーンのものが一番メジャーです。

それ以外には

ブルー、ちょっとピンク色、褐色、
茶色、白っぽいもの、黄色っぽいもの、

結構いろいろな色のものが存在します。

これに関しては、
あくまでもクオーツの石英系のものになりますが
アベンチュレッセンスを含む石は、
他にもあります。

そもそも、このアベンチュレッセンスというのも
珪岩が生成されるときに、
同時にクロムを含んだ白雲母なのですが、
それらが、中に混入したわけですよね。

それで、グリーンに全体が色づいて見える
という状態なのです。


その中でこの雲母が、
一定方向に規則的に並んだ時に、
結構その光の反射でキラキラした光が見られて、

これがアベンチュレッセンスということです。

こういうのって、
他にも結構身近な石でもあります。

例えば、スターローズクォーツとかは、
ローズクオーツの中に微細なルチルというのが
きちんと整列して並んでいて、
そこに光が当たって、
あのような星形っぽい感じになっています。


次回は、
アベンチュリンの産地・伝承・カラー・タイプについてお伝えしたいと思います。

またね〜‼︎


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