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【翡翠・ジェダイト➃加工と処理】

はいどーもです!

今回は、翡翠の加工・処理についてご紹介します。

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翡翠の加工・処理について

最高品質の翡翠は、
無加工であることが条件ですが、

多くの翡翠には
何らかの加工・処理が施されています。

カットと磨きがある程度できあがったものは、

研磨の際に使用した脂分や
元々石に染み込んでいた汚れを除去するために

酸性の溶液に浸けて分解させるといった
基本処理が施されます。

古くはプラムなどの果実の酸を
使っていた様ですが、

現在は、化学性のものが主に使われていますね。

基本処理が終わった翡翠には、
その後、様々なタイプの処理が施されます。

①ワックス含浸処理


基本処理が終わり、
酸を除去して中和の工程を行った後に

ワックスに浸け込むことで、
元々内部にあった微細な亀裂や傷を
目立たなくすることができます。

概ね、透明な無色のワックスを使いますが、

場合によっては
淡いグリーンのワックスを使うことで
発色を綺麗に見せているものもありますね。

②樹脂含浸処理


樹脂含浸処理はワックス含浸処理が
もう一段階進んだものになります。

まず基本処理で使うものより
さらに強い酸性の液を使って、

中の不要な鉱物を溶かしてしまいます。

次に加圧しながら中に樹脂を注入して
原石のマイナス面を改善し、
見栄えを良くすることができます。

他にもコーティング・被膜処理
などの方法がありますが

低品質の翡翠のほとんどは、
これらの処理が施されていますね。

③着色処理


無色透明や白色の翡翠などに
グリーン・ラベンダー・イエロー・レッド
などを着色していきます。

また、色ムラを均一に調整するために
着色することもある様です。

他にも
脱色処理・塗装処理などで
原石とは違う色味に加工処理されます。

④加熱処理


褐色系の翡翠を加熱することで、
鮮やかな赤色に変化させることができます。

取り扱い上の注意

翡翠は、他の石と比べると衝撃に強いので、
それほど、注意しなくても大丈夫ですね。

塩を使って浄化する際に、

亀裂に塩が入り込むことで
劣化することもあると言われていますが、

基本的にコーティングされているものに関しては
それ程気にする必要はないと思います。

今回はここまで!

次回もお楽しみに〜

それではまた!

バイバイ〜


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