鳥類弁護士の事件簿プレイ感想

Misskeyに投稿したノートの転載です。
ネタバレ配慮は特にしていないので未プレイの人は、やろう!

セールを眺めてて絵につられてうっかり買ってしまい、全ルートクリアしてメダルコンプしました。キャシゴの話が出たりと逆転裁判インスパイアな作品でしたが、推理面はだいぶ甘めな作りだなーと思いながらプレイしてたら第一話のヒキの時点でヴァ…!ってなってしまいました。

正義を突き詰める!真実を暴く!というようないわゆる勧善懲悪的な物語ではなく、弁護や調査活動を通じてこのゲームの世界に蔓延る理不尽や不条理と向き合い考えるゲームな気がします。
ともすれば重くなりがちなテーマなのですが、ファルコンとスパロウソンの軽妙なやり取りがとても心地良い。日本語のローカライズが本当に丁寧でウィットに富んでおり、とても心地の良い文章でした。個人的には友人用のチョコレートを買うシーンが好きです。

ココリコは何というか御剣みを感じて好きなんですが、いやぁ彼がエンド分岐のキーパーソンでしたねぇ…。正統派なエンドはBエンドなのかなーと思いますが、エンドそれぞれに味があってとても良きでした。
エンドごとに状況が大きく変わり、さらっとですがあの人物の処遇は?とか、あれは結局誰だったの?とかいう部分がエンドごとに用意されているので、全部のエンドを見てみることをお勧めします。

調査パートは日数期限があって総当たりがきかない仕様なので、ちゃんとフラグを考えて進めないと特に第3幕は日数が足りなくなりがちかなと思います。(1度やり直した顔)
個人的には全部のスポットを巡って会話が見たい人類なので、この仕様は緊張感があって面白くもありもどかしくもあるのですが、一日単位で遡って再開できるので要素の回収は簡単にできます。

絵の味わい深さが魅力ですが、音源にクラシックも採用されておりよく馴染む。
裁判パートはバトル感薄めでマイルドな感じ。バチバチにやり合うのを想像してるとアレレー?となるかも。
実績要素にあたるメダル回収もおまけとして用意されており、クリア後はなんとファルコンの資金を搾り取るゲームことジャック・ノワールが掛金なしでできてしまうぞ!
ゲームボリュームとしてはコンパクトに収まっている感じですが、デザインを見てビビッと来た人は買ってみると良いかも。

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