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サンロク『三本足で山を登る』@植村直己冒険館

皆さん、こんにちは。豊岡演劇祭2023フリンジプログラムに参加します、サンロクという団体の山田遥野といいます。

私は普段、豊岡市日高町で暮らしながら、この町に新しく出来た劇場で働いています。
今から3年前、2020年に開催された第一回豊岡演劇祭にインターンとして参加し、そこで、この広い豊岡市のあらゆる場所に足を運んで、朝から晩まで演劇を観て回るという豊岡演劇祭のダイナミックさを体験し、その虜になりました。大学卒業後、豊岡市に移住し、それからこの3年間は、毎年さまざま形で豊岡演劇祭に関わったり、演劇祭のある町での暮らしを楽しんでいます。そして、今年はついに、フリンジプログラムのひとつとしてこの豊岡演劇祭に参加することになりました。

このサンロクという団体は、今年3月に俳優の佐藤真喜子さん、松﨑義邦さんとともに結成したものです。

サンロクとは?
福島県双葉郡大熊町・千葉県松戸市・兵庫県豊岡市とそれぞれ離れた地域を生活の拠点にする佐藤真喜子・松﨑義邦・山田遥野の俳優3人が集まり演劇の上演とその他もろもろを行う。2023年結成。同年3月に「3人いる!(大熊町ver.)」を福島県双葉郡大熊町にて上演。

それぞれ離れた土地で暮らしながら俳優活動を続ける私たちが、自分の暮らす町で演劇を上演したり、お互いの暮らす町に足を運んでみるために作ったユニットです。 福島県双葉郡大熊町での旗揚げ公演を終えて、豊岡に来てもらうなら、ぜひ、演劇祭の季節に!と思って、フリンジプログラムへの応募を考えはじめました。

実は、今回の会場の植村直己冒険館では、去年から私山田がアルバイトとしても働いていて、日頃からお世話になっている職員の方々の協力のもとにこの企画が実現しました。 昨年、自動車教習所を卒業し、マイカーを手に入れて1番最初に始めたことがこの植村直己冒険館でのアルバイトでした。この場所で、さまざまな出会いに恵まれ、植村さんのこと、豊岡の食べ物や自然のことを学んだりしたことで、ここでの暮らしがより豊かで楽しいものになりました。そんな知恵とエネルギーのあふれる冒険館に、豊岡演劇祭を通して豊岡に訪れる観客の皆さんにもぜひ足を運んでもらいたいという思いから、サンロクのメンバーにこの場所での上演を提案しました。

そして、義邦さんと真喜子ちゃんのふたりが、この場所の持つ魅力や、この場所とそれぞれが興味のあることとの接点を見出してくれたことから、今回の企画が立ち上がりました。

【三本足で山を登る】

本作は大きくわけて2部制で構成されており、1部では、植村直己冒険館内に展示されている日高出身の冒険家・植村直己さんの足跡を辿るレクチャー、2部では、サンロクの3人が植村直己さんの生き方からインスピレーションを受けそれぞれ企画制作したパフォーマンスを行う。


冒険館はバラエティ豊かな人たちの集まるパワフルでにぎやかな場所です。今回のフライヤーは、職場の先輩でイラストレーターでもある884mmさんに作っていただきました。
額に入れて飾りたいほどかわいいフライヤーです。

冒険館の様子や周辺施設については、こちらの公式HPからもご覧いただけますので、こちらも合わせてぜひご覧いただけたら嬉しいです。
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8月末に実施したリサーチも終え、今はそれぞれの拠点に戻ってリモートで作業を続けています。演劇祭最後の3日間、そろそろ誰かとおしゃべりしてみたくなってきたなーと思ったら、豊岡っていいところだなーと思ったら、この町で暮らす人たちって一体どんな人なんだろう?と気になってきたら、ぜひ、植村直己冒険館に遊びにきてください。

豊岡演劇祭という特別な機会を通して、普段は交わらないものや人どうしの出会いや、ささやかな交流が生まれたらと思います。皆さまのご来場を、お待ちしています!🌳

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🏔「三本足で山を登る」
俳優3人がそれぞれに製作した3つのプログラムを通して、日高町の自然と植村直己の生涯、現在に続くわたしたちの暮らしとの関係を結び直すツアー型演劇。

作・演出:サンロク
構成:松﨑義邦
出演者:
佐藤真喜子
松﨑義邦(東京デスロック)
山田遥野(青年団)

舞台監督:島田曜蔵(青年団)
衣装アドバイザー:永瀬泰生(隣屋)
宣伝美術:884mm
制作:谷陽歩(隣屋)・大野創(アーバン野蛮人)
主催:サンロク/豊岡冒険館株式会社/豊岡演劇祭実行委員会

📅日程
2023/
9/22(金)15:30開演
9/23(土)15:30開演
9/24(日)15:30開演

🎫料金
・一般2000円
・18歳以下無料
・うずまくパス利用可
※会場の植村直己冒険館への入館には別途入館料として大人550円子ども330円が必要。

🌐詳細はこちらから!


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