パワハラと子育てに思うこと

新人店長時代の夢を見た。

私は、新卒でジュエリーの会社に入社して、
入社3年目に店長を任されることになった。

売上を伸ばすことは得意だったけど、
スタッフとの関係性構築には
相性の良し悪しが露骨に出てしまった。

スタッフの一人に、実母との不仲から、
家を出て、友人の家に居候し
その友人の父と関係を持っているという
スタッフがいたのだが、

私は、これまでの自分の人生と違いすぎる
その子のバックグラウンドに
なかなか寄り添うことができず、
見下すことしかできなかった。

娘のように可愛がっている
スタッフがいる一方、
その子に対しての態度は
正直、パワハラだったと思う。

今朝、その子が夢に出てきて
当時のパワハラをまざまざと思い出し、
改めて謝りたい…と思ったけれど、
もう、連絡先は残っていなかった。

私は、子供を産んで育てることに抵抗がある。

それは、自分が生きづらさを感じてきたことから、
自分と同じような子を生み出したくないこと
一人の人間の人格形成に携わる責任と恐怖
なんかがあったのだけど、

店長時代、
年下の大人とすら良好な関係を
築けなかった自分が
更に小さな人間を育てるなんて無理だ
と散々感じてきたからでもあったのかもしれない。

子供に対して、
パワハラのようにイライラしてしまう自分
そして自己嫌悪に陥る無力な自分が
目に見えていたからなのかもしれない。

もう10年近くも前のエピソードが
何故急に鮮明に夢に出てきたのか。

彼女に直接謝ることができないから
せめてもの記録として、ここに残す。

彼女が今、幸せでありますように。

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