パワハラと子育てに思うこと
新人店長時代の夢を見た。
私は、新卒でジュエリーの会社に入社して、
入社3年目に店長を任されることになった。
売上を伸ばすことは得意だったけど、
スタッフとの関係性構築には
相性の良し悪しが露骨に出てしまった。
スタッフの一人に、実母との不仲から、
家を出て、友人の家に居候し
その友人の父と関係を持っているという
スタッフがいたのだが、
私は、これまでの自分の人生と違いすぎる
その子のバックグラウンドに
なかなか寄り添うことができず、
見下すことしかできなかった。
娘のように可愛がっている
スタッフがいる一方、
その子に対しての態度は
正直、パワハラだったと思う。
今朝、その子が夢に出てきて
当時のパワハラをまざまざと思い出し、
改めて謝りたい…と思ったけれど、
もう、連絡先は残っていなかった。
*
私は、子供を産んで育てることに抵抗がある。
それは、自分が生きづらさを感じてきたことから、
自分と同じような子を生み出したくないこと
一人の人間の人格形成に携わる責任と恐怖
なんかがあったのだけど、
店長時代、
年下の大人とすら良好な関係を
築けなかった自分が
更に小さな人間を育てるなんて無理だ
と散々感じてきたからでもあったのかもしれない。
子供に対して、
パワハラのようにイライラしてしまう自分
そして自己嫌悪に陥る無力な自分が
目に見えていたからなのかもしれない。
*
もう10年近くも前のエピソードが
何故急に鮮明に夢に出てきたのか。
彼女に直接謝ることができないから
せめてもの記録として、ここに残す。
彼女が今、幸せでありますように。
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