避役（カメレオン）

壮大な自由を固定概念で雁字搦め
雷雨に全てを消し去った
灰色の爆音で世界は飾り付けられる

あぁ　その心は　きっと　僕を見下して
ねぇ　君の瞳は　そっと　僕を外して

生きる為の色とりどりを　
ヨリドリミドリな心移りに例えられ
見えないモノが怖いんだ
ごめんね、生きてるはずなのに
ごめんね、変え難い君なのに
画面の向こうの七変化　涼む部屋で見る大自然

牙を剥け　その顎で噛み砕け
パッと見だけの特性に惹かれる僕らを笑うがいい


残酷な自由を心機一転で状況悪化
雷雨は何処（いずこ）に消え去った
黒雲の災害で世界は影に見失う

あぁ　この世界は　きっと　誰も異端児
ねぇ　君の言葉は　そっと　誰も届かず

生きた証の彩りを
ヨリドリミドリな心変わりに利用され　
隠れたモノが欲しくなる
ごめんね、生きてるだけなのに
ごめんね、美しい君なのに
瞳を動かし七変化　茹だる陽に負けぬ大自然

牙を剥け　その顎で噛み砕け
ゾッとする様な生き方に惹かれる僕らを笑うがいい



器用にいることも許されぬ無様な世界を笑ってくれ
僕らは舌を巻くしか能がなくそれを凌駕する彩

誰かのために生きてみたい
僕のために生きて欲しい
なにが本当かわからない　
隠した気持ちはカメレオン

「君のように色を変えることを怖がる僕を叱ってくれ」
そんな言葉さえ独りよがり

君の姿を見せてくれ　何よりも美しい君の全て
そうか　世界は　生命は　こんなにも美しい
誰もが光源を秘めた魂



生きる強さの彩りは
よりどりみどりに夢を飾って叶えてく
可視化して偉大な君の姿
ありがとう、示した生き様に
ありがとう、代え難い僕だった
目の前の世界の七変化　茹だる陽に負けぬ僕がいる

牙を剥け　その体で掴み取れ
パッと見だけじゃ分からない魅力で世界を彩って