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㉛クラハ文化祭「恋かな〜自由と出会いと雲海と〜」本番@耳ビジ➕1

予定より少し押して「恋かな」の番がまわってきた。
案の定、私からインバイトされてモデレーターバッジをもらったので、順調順調。
スムーズにカワテツさんへモデを渡して一旦私はリスナー席へ。
再びカワテツさんにインバイトされてスピーカー席に上がりモデレーターにしてもらう。

うん。いい感じ。

出演者も揃い一作目
miwaさんの「自由と出会いと雲海と」がスタートした。
miwaさんは耳ビジのリスナーで、過去の傷を背負って生きているシングルマザー。
しかし、子育てと、同じようなことで苦しむママたちを応援するため根性で日々頑張っている。
耳ビジで学んだことを紙飛行機でシェアしてくれるようになり、私がそれにお返事する。そんなやり取りで交流していた。

「もっと変わりたい」

そんな想いから、今回手を挙げてくれた。
いつかは見てみたいと思っている雲海に浮かぶ竹田城跡を「恋かな」のシーンに選んだ。
恐る恐る手を挙げた割に、胸きゅん欲がしっかりあって(笑)ストーリー展開も提案してくれた。
最初は緊張もしていて自信なさげな話し方だったが、雨の中、大阪難波の片隅でのリハーサルを経て、直前リハーサルと、どんどん力強さが増してきた。

そして本番では、これまでで1番ナチュラルでいて、感情豊かなセリフが出てきて、聴きながら嬉しくなってしまった。

相手役「シンジ」との爽やかな恋かなストーリーが
miwaさんの心の扉を開くきっかけになったなら嬉しい。

『自由と出会いと雲海と』脚本:ヤマネタケシ&カワテツ

BGM テーマ曲
BGM テーマ曲FO

ガイド「お待たせしました。当バスはまもなく天空の城と呼ばれる竹田城跡を望む立雲峡展望台駐車場に到着いたします。
秋の今がシーズンではありますが、雲が海のように見える美しい雲海が毎日現れるとは限りません。
また雲が厚すぎても、城あとが見られません。雲海は生き物のようなもの。
何年続けて来ても、雲海の上に浮かぶ竹田の城あとが見られないという方もいらっしゃいます。さて今日はどうでしょうか?それではいってらっしゃいませ〜」

miwaNA 「『自由になりたい。』昔の私はそればかり考えていました。念願叶った今、現地に行って自分の目で見たいものの中でも1番が雲海で有名な竹田城跡だったのです」
 
miwa(つぶやくように)「方向は……合ってるよね……雲だらけ。ああダメか。せっかく有給取って来たのにツイてないな」
 
シンジ(大きな声でため息)「あーーあ、今年も見えなかったか……」

miwa「‥今年も?」

シンジ「あ、聞こえました?」

miwa「はい。大声だったので(笑)」

シンジ「ゴメンナサイ。3年連続3連敗だったので」

miwa「3年ですか。私なんて今年初めてだからまだまだですね」

シンジ「あはは。お一人ですか?」

miwa「ええ、まあ」

シンジ「僕もなんです」

miwa「(話をそらすように)雲海に浮かぶ天空の城。なかなか見れないんですね」

シンジ「でも・・・今回は見ることができなかったのは、むしろよかったと思ってます」
 
miwa「どうしてですか?」

シンジ「来年の楽しみが増えたから」
 
miwa「なるほど。そういう考え方ステキですね」

シンジ「よかったらお名前教えてくださいますか? 僕はシンジです」

miwa「シンジさん。‥私はmiwaです」

シンジ「miwaさん、来年も来ますよね?」

miwa「えっ。まあ…来れたらいいけど」
 
(かぶせ気味に)
シンジ「じゃあ、一年後の10月30日 同じ時間に。僕、バスの時間があるので」
 
miwa「え!あぁ……」

miwaNA「呼び止める間も無く、シンジさんは行ってしまった。なぜかわからないけど、ちょっとドキドキした。‥そして1年後。今日、私は再び竹田城跡を訪れたのだ」

miwa(つぶやくように)「とはいうものの・・・まさか来てる訳ないよね。やだ何期待してんの、わたし。
それより雲海、雲海。今日は出てくれるかな」

SE:鳥のさえずり

見物客ABC「おー、雲が切れてきたぞ」「おーすごい」「わー」

miwa NA「私は慌てて階段を登りました。そしてそこには、雲海の上に浮かぶ天空の城跡の姿が。」
 
miwa「わあ!やったー見れたぞー!!!」

シンジ「やったー 僕も見れたぞー!!!」
 
miwa「シンジさん‥」

シンジ(大きめの声で)「やっと見れたぞー、天空の城を。 そして!
(小さくささやく)やっと会えたぞ、miwaさんと」

BGM:テーマ曲
 

 

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