思いは果て無く
唇の向こうに
湿った可能性を秘めている
こんなにも心を動かすのは
かつての記憶にとめどなく惑わされているからだ
信じられるのは
ただ、いまの感覚のみ。
唇はかさつく。
湿る。
あなたのことだけを考える。
ふわりふわりと想いは惑う。

ごめんなさい。
終わったことを蒸し返しているのは私です。
カサついた心を元には戻せないとわかっています。

ありがとう。
さようなら。

そして
今、あなたを求める唇は
私の本能を遮ることなく
震えるのだ

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