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後悔なんてしたくない。 懺悔なんてしたくない。 過去なんて知りたくない。 未来なんてまっぴ…
土色になった顔には もはや苦しみはなく ただそこにいるだけで思い出さえない。 未来を見失っ…
右か左か悩んでる。 右と左に悩まされている。 いっそ右も左もまとめて 土に還る手筈をつけよ…
指を見つめる。 昨夜のことを思い出す。 自分の指じゃないような ごつごつとした頂を登り詰め…
キレイと言われた。 嬉しかった。 嬉しい気持ちがキレイを作るのなら もっと囁いて。 もっと…
赤の声が聴こえますか 緑はなんと呟きましたか 青を携えて心は震え 黄ばんだ明日を憂いている …
考えたくないの。いっそ今は。 見られたくないの。決して明日も。 小さな胸の隙間に ズカズカと軍人が靴を踏み入れ 脚を揉めと顔に向ける わたしは悪臭に耐えつつも撫で回す ドアは閉めておきましょう。 苦し紛れのメッセージ 左手で書けば許される。 ドアに挟んでおきましょう。 夜はこれから眠らないで待ちますと。
まさか忘れたわけではなかろうよ。 脚を絡ませ流し目を揺らし ぶ厚い唇を重ねた夜のことを。 …
導かれるままに歩く。 究極の答えを探し歩く。 縛られないで、自由に、足の向くまま。 パンを…
魔法が好きなんだな。 彼が笑った。 好きもなにもない。 魔法を使っただけだ。 彼は私を愛し…
真っ暗の中で佇んでみた。 そこはただ音だけを感じる世界だった。 音は無かった。 音の無い音…