宮本亜門さんに励まされ
左腎摘出手術を受けた私が
最も励まされたのが
同じ時期に前立腺癌手術を受けた
演出家の宮本亜門さんである。
私が手術を受けるかもしれない、
そして、癌が見つかるかもしれない。
ひどく落ち込んでいた。
その矢先に見たテレビで
宮本さんが前立腺癌と診断されても
前向きに捉えている姿を見て
こう思った。
「そうだ、
落ち込んでばかりはいられない」
そんな際に母がかけた言葉が
私の背中を押してくれた。
「10日間なんてあっという間だよ」
その言葉を胸に抱き、
私は手術に臨んだ。
私の手術から6日後、
宮本さんの手術が無事終了したことを
フェイスブックやツイッターで
知ったのである。
私も励まされた思いになり、
それぞれにメッセージを送った。
その中で私も手術が無事終わったことを
報告した。
それから1カ月後の6月18日。
検体検査の結果が出た。
なんと摘出された左腎に
癌細胞が見つかったのだ。
2月に発覚した血尿を
放っておかずに報告した。
もししなかったら
死んでいたかもしれない。
今は宮本さんに感謝の気持ちで
いっぱいである。
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