テレビ東京最後の日 伝説のテレビマンを探せ

【あらすじ】

 20XX年。テレビ東京は、総務省が打ち出した放送改革により放送免許更新を取り消しになり、3月31日に放送終了を余儀なくされた。昨年入社したばかりの新人アナウンサーの君塚大介(23)は、テレ東の最後の新人アナウンサーとして何かできることはないかと模索していた。

 ある日、神保町の古本屋に立ち寄った大介は一冊の台本に目を止める。それは、伝説のテレビマンといわれたプロデューサー、堀口学(享年37)が手掛けた「イケイケどんどん!」という番組の台本だった。かつて堀口の番組に夢中になっていた大介は、彼の人生を振り返るドキュメンタリーを作ることを思いつく。

 そして、堀口の下でADとして働いていたプロデューサーの真鍋達哉(47)に協力を仰ぎ、山梨にある堀口の実家を訪ねる。そこで、父・伸明(70)と母・花子(68)から実家の家業であるぶどう園を継いだ後に癌で亡くなったことを聞かされる。テレビマンとしての未練を残しつつも、実家に戻ったことを聞かされる大介。

そして、堀口の下で働いていたスタッフにドキュメンタリーを作ることを促す大介。だが、それを知った専務の高村寛司(55)は憤る。実は10年前に堀口を追い出したのは、編成局長だった高村だったのだ。高村はコンプライアンスを重視するあまり、攻める番組作りを心がけた堀口に解雇を言い渡したのだった。高村の圧力に屈したかに思えた大介のドキュメンタリー案。

そんな状況に気づいたテレ東社長の、中尾隆彦(64)は、テレ東最後の日に放送するドキュメンタリー番組を実現させようとある策を練る。果たして、伝説のテレビマン、堀口のドキュメンタリー番組は実現できるのか?

【登場人物】

君塚大介(23)テレビ東京新人アナウンサー

堀口学(享年37)元テレビ東京プロデューサー 通称、伝説のテレビマン 大介と同じ配役

篠田泉(23)大介の同期の番組AD

真鍋達哉(47)テレビ東京バラエティのプロデューサー 元AD

高村寛司(55)テレビ東京専務 元編成局長

堀口伸明(70)堀口の父、山梨でぶどう園を経営

堀口花子(68)堀口の母

中尾隆彦(64)テレビ東京社長

#テレ東ドラマシナリオ

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