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新型ヴェルファイアが廃盤にならなかった理由とはいかに。豊田会長の想いとは。

先日発表されたトヨタ新型アルファード・ヴェルファイア。
前モデルとなる30系の後期が発表されたあたりから、ヴェルファイアよりアルファードの方が販売台数が大幅に伸び、販売構成比がアルファードが高いという結果になった。
以下グラフは日本自動車販売協会連合会の統計をもとに、2016年度から2020年度の、各年度締めでの年間販売台数の推移を表したものとなる。

このグラフを見てわかる通り、ヴェルファイアはアルファードの10分の1の販売台数となっている。
ヴェルファイアを廃盤にし、アルファード一本化にするのではないのか?いう説が浮上していた。実際に過去トヨタは兄弟車としてラインナップしていたノア・ヴォクシー・エスクァイアの3台を販売していたことがありましたが、エスクァイアは売れゆきが伸びず廃盤としている。

売れ行きが伸びない車種を廃盤にし、一本化するというのは経営戦略的に間違いではないです。そのような点から、ヴェルファイアも廃盤となるのでは?と思っていました。

しかし、当時の豊田社長は「ヴェルファイアのお客様こそ、こだわりが強いお客様。そのお客様を大切に。」と述べ、廃盤へするどころか徹底的にお客様と会話し、力を入れた。
高級感だけでなく、走りを求める人のために、ガソリンモデルはターボエンジンを搭載しアルファードと差別化しています。車体が大きいため、すごい走りか良いのかと言われたらそうではないかもしれない。ただ従来のモデルと比較すると雲泥の差があるかもしれない。
※実際に試乗機会を設けてレビュー記事書きます。

ヴェルファイアは廃盤になるどころかアルファードと差別化を図り高級な路線で舵を切っています。この判断がどう結果としてつながってくるのか見どころがあります。

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