水中光通信モデム開発の背景/海洋業界での実用例
2020年9月時点の内容です
水中における無線での情報伝達方法として、青色LEDを用いた水中光通信技術に注目が集まっています。当社が取り扱っている製品、およびその興味深い事例をご紹介いたします。
水中における従来の情報通信
近年、モバイルデータ通信、光回線技術の普及により、私たちの日常生活にはパソコンや携帯電話を含むガジェットによる情報伝達が根付き、日々の仕事や快適な暮らしを支えています。一方、当社海洋計測部が相手にする「海(水中)」の環境下において、光や電波は減衰が激しく長距離伝達に向かず、有効な手段とされていません。そのため、水中では粗密波の音波を用いた通信(音響通信)が一般的に使用されています。