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【デジタル人材育成】DX基礎編:ツールの揃いとDXの本質⑥
デジタル人材育成「DX推進リーダー育成講座」を担当する事になり
資料や頭に中を整理しています。
前回の俯瞰的思考から紐解き、内容を備忘録として整理して行きます。
前回は「IT基礎知識」の大ボス「インターネットの進化」について書きましたが。
Webの進化の過程とこれから訪れる未来についてでした。
https://note.com/toyo2019/n/nee7c9dae393d
前回までの議論を踏まえて、DX(デジタルトランスフォーメーション)とは何か、その本質について整理してみましょう。DXは「デジタルによる変革」を意味します。しかし、この文脈で重要なのは、DXは単なるITツールの利用による業務の効率化ではないということです。それは単なるツールの効率化にとどまり、本当のDXとは異なるからです。
DXを語る際には、単に新しいテクノロジーを導入するだけでなく、業務プロセス自体を変革することを考える必要があります。広義の意味で、デジタルテクノロジーの力を借りて、業務プロセスを大きく変革し、全体最適化を図ることがDXの本質です。
そのため、DXは抽象的で、絶対的な正解がなく、成果が重要視される概念です。企業文化が過去の成功体験に基づいている場合、DXのような変革が受け入れられるまでには時間がかかることがあります。
DXにおいては、従来の改善や効率化とは異なり、業務そのものを根本的に変えることが求められます。この点を理解して、次のステップに進むことが重要です。
なぜ今、DXが重要なのかを考えてみましょう。なぜ多くの人がDXについて騒いでいるのか、その背後には何があるのか、という問いかけも重要です。これは、変化に対する不安を感じる層(一般的には「おじさんたち」などと言われることがあります)への警鐘としてのDXが重要な役割を果たしています。デジタルネイティブである若者世代は、DXに対して疑念を抱くこともあります。
結局、DXの力を借りて、変化を拒むおじさん世代も大きく変わる必要があります。これこそがDXの本質です。
国全体がDXを推進するには、その背後に十分な技術的バックボーンが必要です。これは、前回のIT基礎知識で学んだ各種技術が具現化したものでしょう。次回では、DXの基本を具現化する技術について議論します。
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