外山恒一&藤村修の時事放談2015.11.26「しばき隊“闇のキャンディーズ”事件を語る」(その3)

外山恒一&藤村修の時事放談2015.11.26「しばき隊“闇のキャンディーズ”事件を語る」(その3)

外山恒一

 【外山恒一の「note」コンテンツ一覧】

 「その2」から続く〉
 〈全体の構成は「もくじ」参照〉

 2015年11月26日におこなわれ、紙版『人民の敵』第15号に掲載された対談である。

 対談時点ですでに「しばき隊」は「クラック」と改称しており、対談中では正確に「クラック」の語が主に用いられているが、一般には「しばき隊」の名称のほうが浸透しているから、まず「もくじ」などでおおよその内容を把握したい人の存在を念頭に、小見出しなど本文以外の部分には「しばき隊」の語を用いた。

 第3部は原稿用紙換算18枚分、うち冒頭5枚分は無料でも読めます。ただし料金設定(原稿用紙1枚分10円)はその5枚分も含みます。

     ※     ※     ※

 外山恒一の野間易通批判

外山 藤村君も最近、なんか野間さんとツイッターで揉めてたよね? つい1週間ぐらい前にチラッと見た。

藤村 あれは“揉めてた”というか……外山君が野間さんへの批判を書いたでしょ(「野間易通徹底批判」)。あの後、野間さんは……。

外山 しばらくおとなしくなってたよね。

藤村 “しばらく”どころか、半年ぐらいじゃない?

外山 そんなに前じゃないよ、あの批判論文は。

藤村 そうだっけ(と資料を漁りながら)……外山君があれを書いたのは7月だよ、7月アタマ。だから野間さんは4、5ヶ月は黙ってたことになる。オレが覚えてるのは、外山君が、野間批判を展開する数日前に(藤村氏らが主催している)“右から九電前抗議”に来て、終わった後のラーメン屋でオレが「『デルクイ』の3号を出すなら今度は野間批判、クラック批判を書かせてくれ」って云ったんだ。そしたら外山君が「え?」って顔して、「次に東京に行く時には野間さんにコンタクトをとって、意見の擦り合わせでもしようと思ってる」みたいなことを云うから、佐藤(悟志)さんの一件(上記・野間批判論文参照)があっても野間さんへの高い評価は変わってないんだなと思って、なのにそれからしばらくして“野間批判論文”が出たからビックリした。

外山 いや、今でも次の上京の際には野間さんに会おうと思ってるよ(笑)。(後註.この翌2016年7月1日に、2019年現在までのところただ1度きりの、直接対決を公開の場でおこなっている

藤村 佐藤さんの事件の後もツイッターで「今でも8割方は野間さんを支持してる」って書いてたし、なんで急に批判に転じたんだろうと思ってたけど、実は今でもあんまりそこらへんのスタンスは変わってないんだ。

外山 うん。

藤村 ぼくも野間さんへの評価は相変わらず高い。

外山 もうちょっとバカを直してほしいけど(笑)。

藤村 たしかに(笑)。そこらへんはもう露呈してしまったよね。少なくとも野間さんの思想的な水準がどの程度のものなのかってことはもうバレちゃった。

外山 思想はお話にならないけど、現場の活動家としてはそれなりの人だ、ってこと以上ではない。

藤村 うん。ぼくもその側面で野間さんを非常にリスペクトしてる。

外山 松本哉も思想的にはダメだけど、野間さんの場合は松本君以上に、思想的なセンスすらないもんなあ。松本君は、勉強が足りないから自分のラジカルな体質に見合った言葉を獲得できてないだけで、そこを直感的なセンスで補ってるけど……。

藤村 そういうものの必要性自体を野間さんは認めてないんじゃないかな。そういう割り切りは野間さんにはあると思う。

外山 初期の“しばき隊”の頃はそれでもよかったのかもしれないけど、在特会やなんかが“反ヘイトスピーチ法”を視野に入れてスタイルを穏健化させてきたら、在特会に在特会ノリで対抗するという野間さんたちのやり方は通用しなくなるよ。

藤村 すでに通用しなくなってて、だから今回の高島弁護士の問題でも有効な手が打てない。オレに云わせれば今回は勝利してるし、勝利に持ち込むことは簡単だったのに、下手な云いわけばっかりして、世間的にクラック側が追い詰められてるように見えちゃってるんだもん。


 “大事な選挙”なんてものはない

藤村 ……外山君の野間さん批判の話に戻すけど、野間さんがあれを黙殺すること自体は全然かまわないと思うんだ。

外山 うん。ぼくもそう思う。

藤村 だけど外山君を“サブカル”呼ばわりして、それに詳細な反批判を加えられたことを黙殺した以上は、少なくともさらなる反論をおこなうまで、外山君を“サブカル”呼ばわりしちゃいかん。

外山 そうだね(笑)。

藤村 もしそんなことがあったら絶対に許さん、とオレは決めてたの。そしたら野間さんもやっぱりそれなりに誠実な人で、あれ以降“サブカル”という言葉を少なくとも罵倒用語としては使わなかったよね。例外的に「りべるたん」(法大ノンセクト系のシェアハウス)の人たちを、新左翼にシンパシーを持ってるけど新左翼でも党派でもない存在として“サブカル”と形容してたけど、それは批判ではあっても罵倒ではなかった。

外山 まあ「りべるたん」の中途半端なありようは“サブカル”呼ばわりされても仕方ない面もある(笑)。

藤村 たぶん野間さんもよく分かってて、“サブカル”を罵倒用語として使わないように気をつけてたんだと思う。ところが今回、外山君が大阪ダブル選でまた“ニセ選挙運動”なんか展開するもんだから……。

外山 逆鱗に触れちゃったわけだ(笑)。

藤村 野間さんが「維新を勝たせてはならない」ってことで盛んに発言してたところに、外山君にそんなことされちゃ言及せざるをえないよ。

外山 ん? 野間さんは維新派ではないの?

この続きをみるには

この続き: 5,340文字

外山恒一&藤村修の時事放談2015.11.26「しばき隊“闇のキャンディーズ”事件を語る」(その3)

外山恒一

180円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
外山恒一
革命家。マルクス主義、アナキズムを経て03年よりファシスト。福岡市在住。九州ファシスト党〈我々団〉総統。サイト「外山恒一と我々団」(link: http://bit.ly/1wp0Ggi)