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CO・OPセフターENERGY【今月のピックアップ商品】

生協らしいこだわりがつまったハイコスパの洗濯洗剤

濃縮タイプの液体洗剤「セフターENERGY」シリーズ。数ある生協の洗濯洗剤のなかでも大人気の商品です。
今回は生協の洗剤を開発している(株)コープクリーンの岸さんにお話を伺いました。

環境問題から生まれたセフター

生協で最初の洗濯洗剤が作られたのは1966年。洗濯などの生活排水が河川へ直接流されていたことで、水環境の汚染が大きな問題になっていました。

そこで、当時の多くの洗剤に使われていた洗浄成分より生分解性※の高いLASという成分を使用した「コープソフト」が開発されました。さらに環境にやさしくなるよう商品づくりをすすめ、1969年に高級アルコール系洗濯洗剤「コープセフター」が誕生。

(※物質が微生物などの生物の作用により分解する性質)

以来、環境への配慮や使い勝手をよくするためのリニューアルを重ね、2010年に「セフターENERGY」が登場しました。

「セフターは、初めは石油由来だった洗浄成分を再生産可能な資源であるアブラヤシ由来の洗浄成分に変更したり、パッケージの一部には組合員から回収したペットボトルを原料とした再生プラスチックを使用したりしています」

わたしたちの生活に欠かせない洗濯を通して、環境へ配慮しながら進化してきたのがセフターです。


洗浄力に関係ないものは入れないこだわり

洗濯洗剤が汚れを落とすために必要なのは、洗濯物から汚れを引きはがす界面活性剤、汚れを分解する漂白剤や酵素、酸やアルカリの力です。

しかし、市販品の中には洗浄力とは関係ない、商品のイメージカラーを表す着色料が入っていたり、蛍光剤が入っていたりするものもあります。

蛍光剤は紫外線を青白く反射させることで衣類を白く見せるもので、汚れを落とす成分ではありません。

「洗浄力に関係ないものは入れない」ということは、開発の過程で組合員の皆さんと一緒に決めた生協商品らしいポイントです。



洗濯ニーズに合わせて進化した「ENERGY」

「セフターENERGYの一番の特長は、少量で洗える濃縮タイプであることです。一回の使用量が少なくて済むのでコストパフォーマンスがよく、購入する回数も減らせます」と岸さん。

スピードコースやすすぎ1回にも対応し、環境に配慮するだけでなく家事時短ニーズにも応える「セフターENERGY」には、現在3つのタイプがあります。

部屋干しでの生乾き臭などを防ぐ「抗菌・防臭」、泥汚れや皮脂汚れに強い「強力洗浄」、2023年には「柔軟剤入り」が仲間入りしました。

求める洗濯物の仕上がりに合わせて、ぜひ「セフターENERGY」を使ってみてください。





この記事はとやま生活協同組合の機関誌リアン2024年5月号に掲載した「今月のピックアップ商品」を転載したものです。
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