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瞳湖のよしなし事 #3

土曜日の午後、スーパーへ買い物に出かけた。

お惣菜コーナーに行くとパーティー用のお惣菜が目立つ。
2~3人用や3~4人用の揚げ物、肉系のお惣菜。

今日って何かあったっけ? えーと・・・

明日、父の日だ!

全然頭になかった。
子どもの頃は母の日しか祝ったことなかった。
というか、その頃 ”父の日” なんて言ってたっけ?

父の日は、母の日ほど浸透していない気がする、と言い訳 💦


それで思い出した。数日前、本当に久しぶりに父の夢を見た。
居酒屋でばったり出会った。父の友人たちと楽しく飲んでいた様子。
「お父さん」と声をかけると「おう」とだけ言った。
ただそれだけの夢。

父はお酒が好きで、友人を家に招いて、逆に友人宅にも招かれ飲んでいた。私も父の傍に座って食べていた。
父の友人は私たちのこともかわいがってくれた。楽しい席だった。

けれども中学生にもなるとその席に座ることはなくなり、成人する頃には父の健康を気にして小言を言うようになった。
父も気を遣い、日本酒から焼酎の水割り・お湯割りに切り換えた。

父のお酒に付き合うのは年に5回ほど。
誕生日、お正月、お盆、お彼岸くらいになったかな。

そして現在、私自身が健康に気を遣わなくてはならない年齢になり、若い頃のようには飲まないし、飲みたいとあまり思わなくなった。

それがどうして、居酒屋で父が飲んでいる夢?


ふと思った。
父は私たちとお酒が飲みたいの ?!

「夢枕に立つ」という言葉があるけど、こういうことを言うのかな?
脳内を高速で飛び交う思考の中には、もしかしてテレパシーも含まれるのかな・・・?💧

・・・何か可笑しくなってきた。
なるほどそれで、バッチリのタイミングで夢に出てきたわけね。

ちゃんとお酒とおつまみ用意したからね。

お父さんに付き合う日、命日を加えてもう何年にもなるけど、更に父の日を入れて合計7回になるね。
もう小言は言わないから、気兼ねしないで飲んでね。

今日は弟もいるから、昔話に花を咲かせて、楽しい会にしようね。


・・・こんなことも掴めるなら、高速の思考を掴む練習もいいな(笑) 






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