ハードルを下げたい
「やらねばならない事」は、たくさんある。
そういう事は大体、高いハードルが私を待っている。
どうしても苦手な分野だったり、全く未経験の事だったら尚更高い。
まるでバンジージャンプのように、気後れして動けなくなる。
重い腰をどうにか上げて、深呼吸して、とにかく情報を集めることから始める。いくつも集めて、何度も読み返していると、なんとなくでも解ってくる。そうしたら、すこぉしハードルが下がる。
今度は着手することを考える。
どこから始めるか、手順を確認しながらやりやすいことを少しだけ。
そうしたらまた、すこぉしハードルが下がる。
作業を進める度に少しずつ、ハードルが下がっていく。
親切な方に、新しい情報を丁寧に教えてもらうと、嬉しくてかなり下がる。
それなのに、急にまた高くなった。
意外な落とし穴があることに気づいて、やむなく作業を中断した。
こういうイレギュラーは苦手💦
落ち着け、落ち着け。
深呼吸したり気分転換したりするけれど、下がったテンションは簡単には上がらない。元々が門外漢だから、ちょっと躓くと尾を引いてしまうということかなぁ(溜息)
気分転換のつもりで、この話にぴったりのイラストはないかと探してみた。
上記の2枚のイラストは即気に入った。そして3枚目。
ハッ!
くぐるってアリなの ?!
突然常識がひっくり返ったような気分。
これが本当のハードル競技なら反則だけれど(笑)
(本当のハードル競技はこんな高い物ないし!)
反則とかズルとかではなくて、他にも方法があるかもしれないとか、捉え方を変えてみるとか、そういったことで別の何かが見えてくるのかもしれないと思った。
ああそうだな。
情報集めなど最初の段階で時間をかけた分、作業に入ってからはスムーズに、短時間で最後まで進めたいと思っていた。
ささっと終わらせたいと、願っていたことに気がついた。
それって逆に、自分でむやみやたらにハードルを上げていたということではないの?
「これは苦手」「私には無理」て意識が、ハードルを高く見せていただけなのかも? 思い込みで自らを追い込んでしまっていたのかも。
懸命に情報を集めた事も、コツコツ作業を進めた事も、苦手意識に関係なく、ちゃんとやってきたじゃないか。丁寧にしたじゃないか。
ささっと終わらなくてもいいじゃないか。まだ時間はあるのだから。
やり直しも利くのだから。
注意すべきは、ハードルの高さではなかった。
本当に、それだけ高くどうにもできないものか、ちょっと視点を変えれば下がるものか、思い込みはしていないか、いろんな角度からきちんと見定めることが大切だった。
この作業はまだ続く。
けれども今後は、ハードルの高さに関係なく、焦ることなく丁寧に一つ一つ進めていける気がしている。
気づきを与えてくれた、いらすとや様に感謝します!!