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瞳湖のよしなし事 #6

戸籍謄本が必要になり市役所に出かけた。
下調べもせず、普段持ちの鞄を手にして。

市民の方はほとんどいない。順番待ちをせずに済む (ラッキー♪)
依頼票を、ちょっと急いで戸籍の筆頭者から書いて・・・

本籍地を書く欄が!

本籍地も必要 ?!  
そんな物は鞄に入ってない!

私が本籍地を最後に見たのは・・・20年か、それ以上前、かな?💦

下調べすればよかった・・・
でも出直したくはない!
この時点でわかるのは町名までだったが、とにかく窓口へ。

必要な項目が戸籍謄本に記載されるか確認して。

あとは本籍地のみ!

「何十年も前の住所のままだから今とは違うんですよね・・・」とか
本人確認のために取り出した運転免許証を、表・裏・また表とクルクル回しながら 
「これには本籍地なんて載ってませんよね・・・」とか。

時間稼ぎをしながら必死に頭を捻る。
数十年前の、本籍地が書かれた紙を眺めた時の映像がうっすら蘇る。
ピンボケの写真のように。

ほんの少し、数字の部分だけ、やんわりピントが合ってきた。

それを伝えて、更に頭を捻る。
古い田舎の住所は、町名と番地の間にも地名が入っていた。
あれは・・・ひらがなにすると3文字? いや4文字?

ふいに出た。

「あ! ○○○○!」

それは映像ではなく、幼い頃耳で、音として聞いた記憶。
今は亡き、懐かしい人たちの声として。

窓口に座って5分くらい?

思い出せたことに驚いて、少し声が大きくなってしまった。
職員の方、ごめんなさい💦 
でも人が少なくてよかった(^_^;)

***

瞳湖のよしなし事 #2  に書いたけど、これも1万5千回のうちの一つなの?

目の記憶だったり、耳の記憶だったり、てところがおもしろいな。

思考も記憶もごちゃ混ぜに在って、でもちゃんと自分で自分を助けるためのヒントや答えになってくれた、よい実例かも?


それにしてもそろそろお盆という頃に、こんな風に懐かしい人の声を思い出すとは、なんてタイミングの良いこと。

瞳湖は、教えてくれてありがとう! の想いも込めてお酒を用意したのであった ( ナンチャッテ・^_^v )




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