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糖質ゼロカルパスとショート動画

糖質ゼロのカルパスというものがある。
おやつについつまんでしまう。

糖質ゼロだから、基本は無である。
口が寂しいときには、いつ食べてもよい。
朝食の直後だろうが、夕食後だろうが、寝る前だろうが関係ない。
いくら食べても太るということはない。なんといっても糖質ゼロなのだから。

そんな馬鹿なことを考えていくと、当然太っていくわけだが、糖質ゼロ=いつ食べても構わないが、危険なのだ。無はいくら足しても無である。だからいくら食べもいいし、いつ食べてもいい。逆に言えば、それはどんなときにでも食べられうるものであり、それを食べるために確保された時間など、一日のスケジュールにない。「朝食」や「就寝」がスケジュールに書き込まれていても、「糖質ゼロカルパス」を食べる時間は書き込まれていない。なぜならそれはいつ食べても構わないからだ。

しかし、無だからこそ大量に食べ過ぎて、それによって健康を害してしまっては、もともこともない。

SNSのショート動画は、これに似ていると思う。
ショート動画は数秒で終わる。それは、一日が86400秒であることを考えれば、限りなく無である。ショート動画を見た一日と、見なかった一日の間に、違いはほとんどない。そんなものは誤差である。

だからこそ、ショート動画はいつ見ても構わないものだ。一日のスケジュールのなかに、「ショート動画を見る時間」を組み込んでいる人間なんていないだろう。しかし、いつ見てもいいからこそ、一度見始めたら、止め時が見つからない。無をいくら足しても無だ。だからショート動画をいくらみても無だ。そうである以上、これ以上をショート動画を見るべきではない、という限界は、そもそも存在しない。

だから、寝る前にショート動画を見始めると、延々と見続けてしまい、結局寝不足になる。そうやって健康に害が及ぶ。

そういう習慣はただちにやめるに越したことはない。

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