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連勤日記 73日目 工場の3ヶ月

自動車工場に派遣として入り3ヶ月が経過した。なんとなくわかった気がする3ヶ月。標語ができた。ただ、17年前のフリーター時にある職場を知るには半年かかるねという結論に至った記憶がある。真意は忘れた。

約25人いる自チームの人の名前は覚えたが話してない人がまだ3割はいる。スロースタートな自覚はあるが、正式にラインに入っていないと人権がないように感じて尻込みしてしまう。

そもそも特に会話をしなくても違和感がない。黙っていたら話しかけられない。大きい工場はどこもそうなんだろうが人間関係は希薄に感じる。ラインが止まるたびに周囲と話すような人でもご飯は一人で食べてたりする。

ラインに入っている人の属性としては正規、期間工、派遣の3つがあり、私のような派遣はずっと派遣のままだが直雇用の期間工は数年後に正規になれる目がある。正規にも新卒正規と期間工からの中途正規がある模様だ。

新卒、中途にかかわらず若い正規社員にには管理職(チームリーダー:係長級か)に進むルートがある。キャリア組的なやつだ。若いうちから自分より歳もキャリアも上の人間を指揮しなくてはならない。腰が低いわけだ。

この工場の悪いところは思い当たらない、仕事はキツイが常識の範疇でそれに見合う給与はある。人間関係が希薄なのも、半日スマホを見れないのも、機械的に作業するのも、食堂で列を作るのも好みの問題だ。

この間、若い期間工の子が最初の3ヶ月で辞めてしまった。そのタイミングで更新面談があるらしい。嫌で辞めたのかはわからないが、あと3ヶ月働いてどう印象が変わるか見てみるのも面白いのになと老婆心ながら思った。

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