ベルギービールとの出会いを書きます。

13日の金曜日。今あなたは何をしています? 多分私は今、健康診断受診してます。俺この健康診断が終わったら、ベルギービールを飲みに行くんだ…。

閑話休題。mstdn.beerアドベントカレンダーにかこつけて、昔話をします。

あなたのベルギービールはどこから? 私は秋葉原にある焼肉屋から。

木曜日だけのランチのタンシチューが有名で、UNIX系OSのユーザーが集まり、店の入口のコルクボードに名刺を貼っていた、「たん清」というお店です。私も転職したり肩書が変わる度に名刺を貼っていたのですが、今はコルクボードはないようです。

このお店に来たら、店名にもなっている厚切りのタン塩を焼いてレモン汁につけ、樽生のハートランドで頂くのがオススメなわけですが、私はもう一つお気に入りがありました。焼いたハラミをタレにつけ、麦飯と一緒に口に運んでデュベルで押し流す。そう、私の初ベルギビールはデュベルでした。

とある常連客の勧めで、小西酒造が輸入していたヒューガルデンやデュベル、オルヴァルなどのボトルをお店に置き始めたようです。グラスに注ぐと泡だらけになる小悪魔デュベルに魅了され、IRCで仲間を集っては、たん清にちょくちょく通うようになってました。

そんな折、「そんなにベルギービールが好きならいい店がある」と誘われたのが、ブラッセルズ茅場町店でした。小西酒造のビルの建て替え工事に伴い今はもうなくなった店ですが、そこで初めてヒューガルデン・ブロンシュ(ホワイト)の樽生に出会いました。

ずぶずぶとベルギービール沼、ブラッセルズへ

それから当然通い始めたんだろ? とお思いでしょうが、実は半年くらい間が空きます。理由は忘れました。多分忙しかったんでしょう。とにかくある日、ブロンシュの樽生が飲みて〜、と思ったわけです。そこでまた茅場町に行こうと思ったわけですが、前述の通り残念ながら茅場町店は閉店していました。

それでもブロンシュが飲みたかった私は、秋葉原から次に近いブラッセルズ神田店に行くわけです。しかもベルギビール通の常連ばかりが集まる1階のカウンター席に、たった1人で、当時22歳の小僧が。まあカルチャーショックでしたよ。まず隣の女性客が飲んでいたブロンシュのグラスがでかい。そして男性客は見たことのないラベルの750ml瓶を一人で飲んでる。命知らずだった私はそれを真似し、フラフラになって終電で帰りました。見たことのないラベル、それはデュポンⅢ(ヌーベルアン)という銘柄で、今はボンヴーと呼ばれているものでした。

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さて、その頃わたしは昼は秋葉原でUNIXプログラマー、夜は飯田橋で大学生という二重生活を送ってました。神田店も良いわけですが、もっと大学の近くに店があったわけです。それが私のホームとなったブラッセルズ神楽坂店です。

初めて行ったのは、とある年の最後の金曜日。飯田橋駅西口から神楽坂を上ってさらに奥へ進み、新潮社の前を過ぎてその店に入りました。全くの初めてだし、軽く飲んで帰ろうと思っていたのですが、初っ端から「ブロンシュの大グラス」を頼んだら、「お客さんいつもどこで飲んでるんですか?」と訊かれました。まあそりゃそうでしょう。その当時は、大学生が一人でベルギービールの店に来るなんて珍しいのに、やけに飲み慣れているオーダーをしたわけですから。

そんなわけで私はブラッセルズ神楽坂店の最年少常連になるわけですが、その話はまた次の機会に!


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