【ロングレポート】3.30 ファイナルイントロドン完遂、今振り返る激戦の一夜(日刊プランタン)
3月30日の0時30分頃から約2時間にわたってトウメイキンギョイントロドンの最終大会が開催された。本稿ではその模様をレポートする。
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本紙はかねてよりトウメイキンギョイントロドンの最終大会が計画されている点やそれが3月中に実施となる想定に関して報じてきた。
その想定通り3/29の23時過ぎにマスコミ各社に大会組織委員会からFAXにてトウメイキンギョイントロドンの第8回大会を実施し、当該大会をもって現行のトウメイキンギョイントロドンを無期限の大会活動休止とすることが宣言された。
同大会は第6回のトラブル等、決して順風満帆な道のりではなかったものの、会を追うごとに参加者を増やしてきた「みんなでドゥイドゥイする物語」であった。
図:問題となった第6回大会を報じるニュース
それだけに大会の終焉は参加者からも残念がられ、中には「初参加しようと思ったらファイナルだった!」という意見も散見された。しかし大会委員の決心は固くファイナルとしての実施が決定した。
■「美しく散る桜にこそ良さ」大会開幕
大会は組織委員長の留野金太郎氏のスピーチで開幕。
「皆さん、これまでトウメイキンギョイントロドンにご参加いただき本当に有り難う御座いました。様々、本当に色々考えた結果、今大会でイントロドンをファイナルとすることに決めました。みなさん本当に有り難う御座います。今日で、イントロドンはファイナルとなりますが皆さんがイントロドンやりたなと思ったときにはいつでも皆さんのイントロドンを楽しんでください。本当にありがとうございました。」と桜は散り際が美しいという三森すずこさんをパクった独自の美学を披露、ついにファイナルが開幕した。
ヌウウウウン、(ビャー)ティンティーン ティンティーン
1問目の出題に鎮まる会場、ファイナルを惜しみながらも優勝を狙わんと集中する選手たち、静かながら緊張感のある始まりとなった。
サニーデイソングと回答がコールされ5名の正解者がオーロラビジョンに投影される頃には歴戦の参加者が続々と会場に到着、いよいよファイナルが本格開始となる。
■号砲一撃、一気に動いた試合のリズム
試合が大きく動いたのが第3問目、
テレレドゥッドゥッ\カッキーーン/
突然のホームラン音にざわめく会場、「なんか野球はじまったぞ!」等のヤジが飛び交う。
しかし冷静な参加者たち、ここで多数の正解者が現れ一気に群雄割拠となる。
図:常連組から初参加まで一気に試合の流れが激流へと変わる
続く4問目は鬼門とされるアウトロドン、そこからさらに過去の問題をリバイバル出題する「思い出のあのイントロドン」等ファイナルならではの熱い試合展開が繰り広げられる。
そしていよいよ文字通り「桁違い」の争いが始まった。
■逃げる精鋭、追う王者、譲れないプライドは天文学的数値の争いへ
この時点で首位集団は3pt。
渦中の第6回優勝くまがわっぴー氏、常連組である助手のコロ氏、そして皆勤賞ながら優勝争いに縁のなかった福井県福井市氏の3名が占めた。
そんな中、会場についにコールされたのが「次は2兆点!」だった。所謂インフレゾーンの開幕である。これ以降の争いが激化することは火を見るより明らかであり参加者に独特の緊張が走る。
しかしその緊張を撥ね退け、2兆点問題をなんなく全員正解で突破した首位集団、このままこの3人が突きぬけるかと思った矢先、「イントロドン・レジェンドの一角」が遂にに目覚めた。
そう、ぼすとん氏がトップ集団を一瞬で抜き去ったのだ。
図:まさに一閃、遂にぼすとん氏が3回目の優勝を射程圏に捉えた。
要所要所で首位集団を睨んでいたぼすとん氏、ここで遂に単独TOPに躍り出る。併せてやんちょめ氏もワンチャンスをものにした。
一気に変わる情勢、逃げる精鋭を刺しきる王者、すさまじいデッドヒート、いきなり起きるマリンさん、試合は確実にゴールに近づいていた。
■勝利の女神は功労者に微笑んだ、最後の大会で初の戴冠。会場喝采、涙の初優勝
「さようならへさよなら!」がコールされ正解者に8垓点が計上された。
暫定1位は大会史上初3度目の優勝を目指すぼすとん氏、それを追う形で助手のコロ氏と初の優勝戦線となる福井県福井市氏と続いた。優勝射程圏には、ガチ兄さん氏やいだてん氏と言ったメール職人、初挑戦の面々等でまさに群雄割拠となっていた。
図:最終問題直前の陣容。遂に下位得点者が表示されない初の事態に。
そしてついにその瞬間、最終問題であることがコールされた。手に汗握る参加者、やっと目が覚めてきたマリン氏、独特の緊張感の中遂に最後の問題が出題された。
キラキラキラキラキラ、キラキラ、キラー、(シャラシャラシャラシャラシャラ)
皆が思い思いの回答を投げその瞬間を待った。
答えはDreamin' Go! Go!!。
そしてなんと正解者は1名だった。
優勝者の得点がオーロラビジョンに映る、「9那由多8垓2兆3点 福井県福井市」。
その瞬間会場がどよめく、これまで優勝争いとは無縁ながら確実に大会に参加してきた皆勤賞の苦労人に勝利の女神は微笑んだのだ。
当初Dreamin' Go! Go!!を回答しながら途中で回答を変えたくまがわっぴー、王者としてのプライドを守った誇れる銀メダルのぼすとん氏、参加者と観客が一様に彼の初優勝への賛辞を送った。
図:優勝者がわかった瞬間、参加者観客がスタジアムに流れ込んで彼を賞賛した。
■そしてイントロドンに幕が下りる。「叶え私たちの夢 叶えみんなの夢!」
会場の盛り上がり冷めやらぬ中、会場に最後の挨拶が流れた。そう、ファイナルの優勝者が決まるということはすなわちイントロドンに幕が降りるということだ。
「あきらめなければ、夢は叶いますくだらなくても、続けていれば面白くなりますみなさん、トウメイキンギョイントロドン、そんなくだらない遊びがあったことをお忘れなく!トウメイキンギョイントロドン、これにて終了です!短い間でしたがありがとうございました!8回もつづけてこられたのは皆さんのおかげです!本当にありがとうございました!叶え私たちの夢 叶えみんなの夢!」
最後の挨拶が終わった後も会場は余韻に浸る参加者がまばらに残っていた。
図:イントロドンのファイナルを様々に感じる参加者たち。
今後、イントロドンが2度と開催されないのかはまだ分からない、もしかしたらいつか再開されるのかもしれない。
でも今はそのことを考えるのは野暮だろう、今はとりあえず楽しかったと思える馬鹿騒ぎがあったことだけで十分なのだ。未来は未来にわかるのである。
そう、今が最高でいいのだ。
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第8回 トウメイキンギョイントロドン 2016年3月30日出題セットリスト
OP ダイヤモンドプリンセスの憂鬱
1.SUNNY DAY SONG
2.これから
3.?←HEARTBEAT
4.Hello,星を数えて(アウトロ)
5.sweet&sweet holiday(思い出)
6.Dancing stars on me!(思い出)
7.Super LOVE=Super LIVE!
8.もぎゅっと"love"で接近中!
9.さようならへさよなら!
10.Dreamin' Go! Go!!
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