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規模の経済の形成から自営への回帰まで

この本は、面白くて、いろんなテーマを導き出せるけど、主に第4章に関わる話として、この本からのインスパイアに基づいて書いてみた。

工場の規模の経済、家内制工業の衰退

産業革命に応じて、機械を用いた生産の生産性が非常に高く、手作業(家内制工業)を滅ぼしていった、とのこと。

工程によって、機械化の容易さが異なり、かなり長い間、手作業が残ったものもある、との話。

出来高払い制から時給制へ

その結果として、まともな所得を得ようとすると、生産性の高い、工場勤めをせざるを得なくなり、家内制工業がなくなっていった、という話。

それゆえ、(家内制工業だと)出来高払い制だったものが、(工場勤めの機械さえ、ちゃんと動かせればいい)時給制になり、従業員のメンタリティが、工夫をあれこれ考えるというものから、いかに手を抜くのか?というものに変わった、という指摘。

豊かな社会の到達、自営への回帰

そんなこんなで、時間が経ち、社会の生産性が高まってきた。雑な話だけど、日本の平均所得は440万円に。

とは言え、大阪府郊外民としては、年収200~300万円あれば、それなりにいい暮らしができると思う。言い換えれば、生産性が低くても、それなりの暮らしができる、ということ。

それゆえ、規模の経済が効く企業から離れても、幸せに生きていけるようになった、と言えると思う。

あとがき

このお話、では、今の時代の起業とは?というテーマにつながっていきます。そのうち、そういった内容な記事を書こうと思っています。quick & dirty で、ドンドン書き溜めていこうかな、と思っています。

また、以下の呟きのように、家父長制につながる話かも、という気がしています。その他、インスパイアもいろいろありそうなので、適宜書き換えていきます。


団塊Jr。エンジニアを生業としつつ、経済学→経営学→心理学へと関心が移ってきた変な人。ついに退職し、「知識志本主義社会」へ旅立つ。夢(妄想?)は、アダムスミスやドラッガーのように結果として新たな学問領域を打ち立てること。SF:戦略性/学習欲/内省/慎重さ/着想