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日本社会の進む三つの方向性

東日本大震災以来、10年間、どちらかな?と迷ってきたけど、コロナ禍で、私の中では固まった気がします。いつものように、粗々ですが、要点をざっくりとまとめてみました。(文体が混じってますが、ご容赦ください。)

おもな方向性

知識社会へ
ポスト資本主義社会の今、経済成長(GDP)はもう古い。
心理的安全性が肝要(『恐れのない組織』)

感染症に強い社会へ
(人口密度が高い)「都心」の解体。当面、世界の人口は増え、感染症がそれなりの頻度で発生することを前提とする必要がある。

地方分散型へ
都市集中型か地方分散型か?
→コロナ禍で地方分散型に決まりと考えるようになった。

知識社会へ

・ポスト資本主義社会
・『恐れのない組織』(心理的安全性)

「知識志本主義社会」においては、知識創造(イノベーション)が肝要。そのための、組織づくり、共同体づくりが大切になってくる。私の考える基本的なメカニズムは以下の図の通り。

SFのサイクル_20210307

感染症に強い社会へ

(人口密度が高い)「都心」の解体。当面、世界の人口は増え、感染症がそれなりの頻度で発生することを前提とする必要がある。手持ちのデータとしては、このような雑なものしかありませんが、今後、さまざまな整理がなされてくるのではないでしょうか。

 地方分散型へ

『人口減少社会のデザイン』より

都市集中型か地方分散型か?という提案がされていたけど、私としては、地方分散型に決まりと思う。

(イントロダクションより)

問題設定:「2050年、日本は持続可能か?」
・財政あるいは世代間継承性における持続可能性
・格差拡大と人口における持続可能性
・コミュニティないし「つながり」に関する持続可能性
AIが示す日本の未来シナリオ
・2050年に向けた未来シナリオとして主に「都市集中型」と「地方分散型」のグループがある。
・8~10年後(この本の出版は2019年)までに、都市集中型か地方分散型を選択して必要な政策を実行すべきである。
・持続可能な地方分散型シナリオの実現には、約17~20年後まで継続的な政策実行が必要である。

MMTの観点にたつと、(筆者によると、財政のみが実現の困難さの原因とされている)持続可能な地方分散型のシナリオの実現に、大きな問題はないと考えられる。
あえて言えば、財政支出等によるインフレの発生により、持続可能な地方分散型の生活レベルが定まってくる、ということになると思われる。

『薪炭エネルギーの活用』が地方分散を進める、かも

下記記事に書いているように、カーボンニュートラルに向けて、私は、薪炭エネルギーの活用が大きなポテンシャルを持っていると見ています。これが、地方分散を進めるエネルギーになるかもしれません。

おまけ

古き良き日本企業から、50歳くらいの方々の早期退職が始まりそうであり、ある意味、これも追い風とできるのではないか?


団塊Jr。エンジニアを生業としつつ、経済学→経営学→心理学へと関心が移ってきた変な人。ついに退職し、「知識志本主義社会」へ旅立つ。夢(妄想?)は、アダムスミスやドラッガーのように結果として新たな学問領域を打ち立てること。SF:戦略性/学習欲/内省/慎重さ/着想