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マンション全体の管理費会計の現状

あるマンションで管理組合が現状説明会を実施しました。

管理組合がまず収入の現状を説明しました。

管理費は消費税5%時に設定された金額で継続されており、その後消費税のアップ時に価格は改定せず据え置きになっている。現状消費税10%で支払いはされており差額5%は管理費から持ち出しになっている。駐車場収入が年々減少の一途をたどっている。

一方支出の現状はどうかというと…

人件費の高騰(外注先からの値上げ圧力が強まっている)
エネルギー価格が高騰(電力料金等)
火災保険や設備維持費増

グラフにすると上記のとおり、駐車場収入は右肩下がり、支出はコロナ禍で共用施設の使用中止などで一端減りましたが、再度増加に転じています。

最低賃金は右肩上がりに推移しています。

説明の内容は以上ですが、では来期の管理費はどうすればいいかの結論はありませんでした。

住民からはいろいろ質問や意見がありましたが、
管理費を値上げする以外の方法を検討して欲しいとの意見が大半でした。

この話は、このマンション管理組合だけの問題ではありません。ほぼ、全部のマンションがかかえる共通の問題だと思います。

健全なマンションの管理組合の財政を維持するためにもこのような住民説明会や議論はやっていただきたいと思います。
また、駐車場収入の減少への対策としてどうすれば収入が増えるのか、またどうすれば支出を減らせるのか議論をしていただきたいと思います。


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