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武蔵小杉のタワーマンションから皿などが落とされる事件

物が落ちてくる恐怖とタワーマンション

タワーマンションからの落下物事件の概要

武蔵小杉はハイソな住宅街としてのブランドイメージがあった。近年急増したタワーマンションも順調に住人を迎えており、再開発計画は成功したかに見えた。
そこに来て落下物事件の発生である。
まずはタワーマンションの高層階から投げ落とされた物品を把握しておこう。
落下物事件は2015年9月24日から始まった。
・ペットボトル(空・中身入り)
・生卵
・皿
・ミカン
・目覚まし時計
・ペットの金属ケージ
捜査としての落下物事案は5件を数える。警察は今も捜査中だが、タワーマンションの特性が捜査の障害となって解決を阻んでいると言う。
生卵を投下した犯人についてのみ、検挙済みだ。
犯人はタワーマンションに住む慶応大学生(当時22歳)。就職活動の失敗に対するうっぷん晴らしが動機だとした。罪状は「軽犯罪法違反」である。
死傷者が出ていないとはいえ、万が一にも直撃すれば最悪の事態も起こり得るのだ。
例えば空のペットボトルであっても、高層階からの落下であるなら相当の衝撃を覚悟しなければならない。


通常のマンションでも物が落ちてくるということは多く、トラブルになっている例はあると思いますが、タワーマンションの場合、高層階から落ちてくるとなると死亡事故につながる危険を伴っていますので、殺人罪になる可能性がありますね。

武蔵小杉のイメージはどうなる?

武蔵小杉はこの10年あまりで再開発が進み、タワーマンションの街になった。
「2016年版みんなが選んだ住みたい街ランキング(リクルート住まいカンパニー)」では4位に入選しており、4年前の15位からの躍進が目覚ましい。
武蔵小杉のイメージは?
・ハイソ
・セレブ
・都心よりゆったりしている
・子育てしやすい
新たに流入した武蔵小杉の住人たちは、武蔵小杉をこのように評価している。住人の増加とともに子育て環境も拡充され、より済みやすい街に変化したのだ。
タワーマンションからの落下物事件はこのブランドイメージに傷をつける結果となった。

どのマンションから落下したのか特定できないとなると地域全体が危険地帯となってイメージは悪くなるでしょうね。

住んでいる住民全体に対する迷惑行為でもあります。

タワーマンション、落下物問題で浮上した課題

武蔵小杉のタワーマンションで発生した落下物事件で、「タワーマンション」そのものの課題が浮上したと考える。
何十階という高さのタワーマンションでありながら、自由にベランダなどから物品を投下できてしまう。それ自体が問題なのではないだろうか。
また、タワーマンションはセキュリティ上警察ですら自由に立ち入りできない。
地上と同じように上層階の状況を監視する防犯カメラの設置や、タワーマンション住人の意識改善など、講じるべき対策は多いのだ。
武蔵小杉で2015年9月24日に発生した落下物事件は一度解決したかに見えた。だが単独の「いたずら」ではなく、複数の犯人がいることが分かり、周辺住人には不安が広がっている。
捜査は難航しており、2016年5月の段階でもいまだ解決に至っていない。
落下物を投下した犯人のうち、唯一検挙された大学生の動機は極めて身勝手なものだった。町ぐるみでこのような悪質な犯罪を防ぐ環境づくりが必要なのではないだろうか。
捜査の進展とともに、今度のタワーマンションについて、どのような対策を講じていくのか注目していきたい。

出典:記事からつながる、暮らしと私

タワーマンションはベランダがないビルタイプもありますが、洗濯物を干したりできるスペースがあるベランダがあるタイプが多いかと考えられます。

日頃から住民のコミュニケーションをよくして気持ちよく住める環境を作ることが大切ではないでしょうか。

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