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理事会の運営、うまくいっていますか?

管理組合の総会で理事になられた方も多いかと思います。
理事会で次々とあがる課題にどう対処したらよいか悩んでいる方も多いかと思います。


管理会社に丸投げはやめましょう。

主体は管理組合です。管理会社に依存するのはやめましょう。

マンションの管理組合がマンションの管理会社に過度に依存することで、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。

  1. サービスの品質低下: 管理会社に過度に依存する場合、管理会社の業務遂行能力やサービス品質に左右されることになります。もし管理会社が不適切なサービスや適切なメンテナンスを提供しない場合、住民の不満やクレームが増えることがあります。

  2. 費用の増加: 管理会社に依存しすぎると、管理会社が提供するサービスやメンテナンスにかかる費用が高額になる可能性があります。適切な価格競争や見積もりの比較が行われないため、住民は高い管理費を支払うことになるかもしれません。

  3. 透明性の欠如: 管理会社に依存しすぎると、決定プロセスや財務状況についての透明性が欠如する場合があります。住民は管理会社の活動や経済状況に関する情報にアクセスしにくくなり、組合の運営に対する信頼が低下する可能性があります。

  4. 利益相反の問題: 管理会社に過度に依存すると、管理会社が自身の利益を優先する場合があります。例えば、メンテナンスや修繕工事を自社の関連会社に発注することで、管理会社が利益を得ることがあります。このような利益相反の問題は、適切な監視や管理が行われない場合に発生する可能性があります。

  5. 組合の能力低下: 管理会社にすべての業務を依存すると、管理組合自体の能力が低下する可能性があります。組合のメンバーが管理業務に関与せず、組合の運営や決定に対する知識や経験を失うことになります。これにより、組合が自主的に問題解決や改善策を行うことが困難になる可能性があります。

以上が、マンションの管理組合が管理会社に過度に依存することで起こるトラブルの一般的な事例です。適切な監視、透明性の確保、契約条件の明確化などを通じて、バランスの取れた関係を構築することが重要です。また、組合メンバーの積極的な関与や能力向上も、マンションの適切な管理と問題解決に不可欠です。

管理組合をサポートしてくれるマンション管理士との契約や、理事会での勉強会で理事会メンバーのスキルアップ、モチベーションアップが重要ですね。


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