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ディスポーザ処理槽点検

保守点検(メンテナンス)ってどんなことをしているのでしょうか?

タワマンにおいてディスポーザは生ごみの削減に貢献しており、日常生活でよく使っているものですが、家庭から出た排水がどうなっているのか理解している人は少ないのではないでしょうか。
ディスポーザ処理槽と点検について見てみましょう。

ディスポーザが設置されている施設では、家庭用・業務用に関わらず、ディスポーザ排水処理槽が敷設されており、適切な排水処理を行った後、下水に排水されています。

施設内では、居住者の方が普段お目にかかる事の無い場所に敷設されている場合が多い為、ディスポーザ排水処理槽の存在すら知らない人もいますが、処理槽及び周辺機器に不具合が発生し、そのまま放置しますと、最悪キッチンからの排水が出来なくなります。また、処理槽から臭気が上がり、健康被害が出る恐れもあります。そのため管理組合では定期点検を業者に依頼しています。

保守点検(メンテナンス)の内容

ディスポーザ排水処理槽の保守管理・清掃

  • 機器類の作動状況確認 異音、振動の有無確認 作動電流値、絶縁抵抗値の計測 吐出圧力、オイル、Vベルト確認 フィルター交換、清掃 手動による作動確認

  • 放流水質の簡易測定 水温、透視度、pH、DO値、SV(30)の測定

  • 水質分析計量証明書発行 BOD・SS・n-Hex等

  • 処理槽内点検 エアレーション、汚泥返送等の確認・調整 散気管の緩み、破損(エアー漏れ)確認 槽内水洗い清掃 レベルスイッチ清掃(誤作動防止)

ディスポーザ本体交換も適切に

ディスポーザ本体の耐用年数は7~8年と言われております。耐用年数が経過しますと、使用方法や使用頻度により様々ではありますが、漏水、漏電、排水不良や作動不良など経年劣化現象が見られます。

よくあることですが、使い方が間違っていたり、髪の毛や食物繊維が糸のように強いものが絡まると故障の原因になります。

卵の殻や魚の骨、ガラスなど入れると故障の原因になりますので注意しましょう。


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