見出し画像

【子供の頭痛】想いやりの親子治療 

頭痛セラピー「日だまりショット」で改善した子ども頭痛の症例を紹介します。息子さんの頭痛の改善とともに親子に絆が生まれ、家庭がとても明るくなった症例です。

症例の内容

夢くん、中学3年生の男の子の症例です。

2023年1月末に、お母さんからLINEで 「息子が頭痛で学校を休んでばかりで、何とかしたくて・・・」 とご連絡をいただきました。 早速、翌日にご予約をいただき、夢くんと対面しました。 夢くんの初対面はとても辛そうで、うつむき気味で来院されました。

症状を聞くと、昨年の11月頃から右側頭部がジンジン痛く、1日中痛みが続く状態だそうです。その頭痛が原因で、12月と1月の2ヶ月で3日間しか学校に行けてませんでした。また、先日は高校の入試も頭痛で欠席してしまうほどでした。

病院も受診しましたが、MRIを撮ってもらいましたが、異常なしでした。その後、頭痛に効くとウワサで聞いた鍼灸院等にも通ったそうですが、一向に改善しなかったそうです。

日だまりショットを受けて・・・

初回の施術で、頚椎2番が右にずれていることを確認しました。また、右後頭部に詰まりがありました。特に夢くんは背中が超敏感で、触るだけで硬直してしまう状態でした。 そんな中、会話で「夢くんは学校に行きたいか?」と確認したところ、すぐに「はい!行きたいです!」とこたえてくれました。その時、夢くんの治したい意欲をみて、頭痛が治ることを確信しました。


一通り施術を終えて、お母さんと話したところ、とても怒ったような口調で「この子は全然学校に行かないんです。朝はとても頭痛で起きれないというのに、私が帰ってくるとピンピンしてるんです。本当に痛いのかわかりません。」とおっしゃっていました。

それに対し私は「学校に行かなくちゃいけないですか?」と尋ねました。すると「この2ヶ月で3日しか学校に行ってないんですよ?受験にも行けないし。それでも行かなくていいんですか?」と返されました。

私は「もちろんご家庭の教育方針もあるので、間違いなく良いということは言えませんが、ここまで頑張ってきて疲れたんですよ。今から留年するわけでもないと思うので、無理に行かなくてもいいと思ってます。何よりも夢くん本人が学校に行きたいと言っているのを信じてあげて欲しいです。」とお伝えしました。その時、夢くんは私の顔をじっとまっすぐ見てくれていました。


3日後に2回目の来院をしてくれた際、「先生、今日学校に行けました!とても楽しかったです。」との報告をいただきました。ほとんど頭痛を感じなくなったそうです。めちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。

その2日後、「先生、昨日受験にも行くことができました。頭痛がまったくありません!」と満面の笑みで教えてくれました。 その後も頭痛は全くなく、先日「推薦で志望校の公立高校に合格しました」と 報告を受けました。

お母さんからも「まだ少し休むことはあるけど、学校に行くようになりました。」と、またまた嬉しい報告をいただきました。 すると、後日そのお母さんの妹さんから連絡をいただき、「夢が治ったのを聞いて、私も頭痛を治して欲しい。」とご予約をいただきました。


そこから妹さんが夢くんを連れて来院するようになり、いろいろなお話を聞かせていただきました。 その中で、「夢の頭痛が治って、めちゃくちゃ元気に遊ぶようになりました。けど、一番変わったと感じるのはお姉ちゃんが変わったと思います。」というお話を聞くことができました。 つまり、夢くんの頭痛が治ったことで、夢くんのお母さんが大きく変化したと感じられたようです。

最初に少し厳しい言い方してしまいましたが、お母さんとしっかりと真正面から向き合った結果、夢くんの頭痛と夢くんのお母さんの二人にいい流れが起きた症例です。 このお話を聞いた時は、心の底から頭痛治療家の仕事に誇りと喜びを感じました。夢くん、お母さん、ずっと幸せでいてください。ずっと守って行きますね。

治療者:
梶田恒輔先生談 (頭痛専門みらくる整体院)