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「劇場版SPY×FAMILY」と「ゴジラ-1.0」観たンゴ


渡航前に急いで映画館で観てきました。ほんとは金カムも観たかったんですが、ちょっと時間が取れず…。4月の一時帰国のときまで上演してくれてると信じてます。


いや~~2作とも面白かったです。SPY×FAMILYはジャンプ+で第1話が更新されたときから面白すぎてSNSでも話題になっていましたよね。


後半からの怒涛の展開が素晴らしかった…。父も母もアニメを楽しみに見ており、そして兄もちょうど帰省していたので家族みんなで観ました。後半、引きつけ起こすほど笑ってしまいましたわ。マジで笑いすぎて涙出たンゴ。

ロイドさんはカッコよすぎやし、ヨルさんは強すぎやしで。ガトリング砲とトントンって人類最強すぎるわ。

SPY×FAMILYはOPもEDも神ですわよね。星野源の「喜劇」のEDは、マジで最初みたとき、「フォージャー家、一生家族してくれ頼む…」と思いましたもん。


yamaさんの「色彩」も好きです。


yamaさんは「水星の魔女」のOPとか、「王様ランキング」のEDも好きですねえ。



SPY×FAMILY、最後どうやって終わるのかなぁと時折考えるのですが、ヨルさんがロイドの暗殺依頼受けて、なんだかんだすったもんだあって、最後はうまくいって、アーニャに弟か妹ができて終わってほしいなぁなんて(笑)(二次創作でn番煎じのネタっぽいことしか思いつかんぞ)

映画館からの帰りの車で父親と「最後はキューバ危機みたいなことが起こるんかな。核戦争勃発を黄昏が阻止する感じで」「イギリスのパブリックスクールを元にしとる感じやけど。いやでもオスタニアは東ドイツっぽいんか? ウェスタリスは西ドイツよね」とか何とか話してたらアッニに「君たちマジメやなぁ」と言われました。考察、とまではいきませんが、これからどう物語が展開されていくのか楽しみです。ちなみにSPY×FAMILYはジャンプラで更新されたらすぐ読んでます。コミックも買ってますンゴ。


そして渡航前日に観たのが「ゴジラ-1.0」でした。

いや~~山崎監督の「アルキメデスの大戦」思い出しましたわ…。ワシは昭和初期の男が好きすぎるんですよマジで。下記の記事で「アルキメデスの大戦」については語っています。

アルキメデスは2019年でしたっけ? もうその時から数年経るだけでVFXの技術が飛躍的に向上してますね…。びっくらぽんよ。

(監督かわいいね)


いや~~敷島ね。敷島。ほんま神木隆之介~~~~おま~~~~うますぎるんよこの子は。もうそれはさ「千と千尋の神隠し」からわかってるんよ。「ハウルの動く城」でも「借りぐらしのアリエッティ」でも「君の名は。」でもわかってるんやけどさぁ。てか「すずめの戸締まり」は最初、神木くんが出るとかひとっことも言われてなくてさ。クレジット見たとき「せ、芹澤おま~~~~??!」ってなったのはワシだけではないはずです。

あとノリコさんね。浜辺美波ちゃん。彼女もアルキメデスの頃からゴジラみたいに五段階くらい成長されている気がします。素晴らしかったです。


ふつーにここから最後までのシーンのネタバレを語りますが…。



彼女のお通夜シーンは情緒が乱れまくってました。「NOOOOOOO!」って叫びましたよね心の中で。でも最後はハッピーエンドでよかったですね。なんとなくそれはちょっと勧善懲悪のアメリカ映画っぽかったかな。敷島の脱出についてもですけど。物語の最後に「救い」があるっていう。ワシ的にはノリコさんが亡くなったままでも良かったかな~と一瞬思いましたが、まあ、ハッピーエンドが好きですよねみんな。ちょっとこの最後は評価が分かれるかもなぁなんて思ったり。

整備の方は橘さんでしたっけ? キャスティングがまず神なんよな。みんなお芝居うますぎジャン…。ワシが青木崇高さんを初めて知ったのは朝ドラの「ちりとてちん」です。草々さんね。「ちりとてちん」は毎朝楽しみに見てましたよ。これちょっと自慢なんですけど、中学生のときの修学旅行だったかなぁ。京都の金剛能楽堂に行ったんですわ。そこでなんと、「ちりとてちん」で小草若の役を演じられた茂山宗彦さんが!!!学生に向かって解説してくださったんですよ!!!(たぶん)
すらっとされていて、さっと髪を搔き上げられていたのがめっちゃくちゃかっこよかったです。黒いタートルネック着てらしたの未だに憶えています。彼は小草若だったとワシは「そーこー抜けに!」信じてるんですが、果たして真実は謎です(笑)

青木さんが演じられた橘さんに話を戻すと、敷島を見送るときに橘さんが敬礼していたシーン、マジで涙出ました…。おうおうおうおう。

戦争を経験された方が、戦争を語ろうとしないというのは、往々にしてあることだと思います。ワシの身内で従軍経験者は存命していないのですが、母方の曽祖父は終戦の年にビルマで病死したそうです。ちなみに父方の曽祖父は大正天皇が皇太子されていたときの近衛だったそうです(ほんまか?笑)
曽祖父は義和団事件とか日露戦争のときにも大陸に出征したそうで、リアルゴールデンカムイですよね。よう生きて帰ってくれましたわ。じゃないと祖父がこの世に生まれてない(笑)

これは母方の祖母の家に残されていた曽祖父の写真の裏。
37歳で亡くなったんだ…。コーカレイいつか行ってみたいけど、ミャンマー今危険すぎるしな…。今みてみたら外務省の渡航危険レベル3でしたわコーカレイ地区。
近衛の時の曽祖父らしい。母方の曽祖父は海軍ですが、父方の曽祖父は陸軍所属でした。
晩年の曽祖父。
祖父と父と兄の頭と顔の形が一緒すぎてコワい。


敷島はあの若さで少尉とのことで、学徒出陣の大学生だったんですかねえ。てことは文系の学生さんだったんでしょうか。文系学生の物語としては特攻の遺書が有名かと思いますが、対して理系研究者たちの物語としてはNHKドラマの『太陽の子』を思い出しました。三浦春馬さんのことを思い出して少しつらいですけど。


あと安藤サクラさん演ずる太田さんね。太田さん。いや~~~~~~。「人情」を感じました彼女からは。めっちゃ良い人じゃ~~~~ん。あんなに敷島につらく当たってたのにほんま良い人じゃ~~~~~ん。

戦災孤児を引き取るというのは、「この世界の片隅に」でもありましたが、終戦時よくあることだったんだと思います。赤ん坊って、人って、ほんま、誰かの手助けがないと生きていけないんですよ。でも、米倉斉加年さんの「おとなになれなかった 弟たちに…」では、母親がいても、栄養失調で亡くなられた赤ん坊がごまんといたことを教えてくれました。中学の教科書で読んだ方も多いんじゃないかと思います。


中1のとき、国語の先生がたぶん再任用のおばあちゃん先生だったのですが、この「おとなになれなかった弟たちに」を読んでいるとき、何かを思い出されたのか感極まって涙を流していらっしゃったのを思い出しました。たぶん、ワシ以外のクラスメイトはそんな光景、憶えてもいないかと思いますが、ワシにとっては忘れられない授業となりました。


知ることが、大事なんだと思います。憶えていることが。記憶に留めておくことが。当時を生きた方の気持ちなんて、平成生まれのワシは想像することしかできませんが、話を聞いて、本で読んで、事実と真実、歴史と物語の違いを見極めて、ちゃんと知っていくことが、大切なんだと思います。


ゴジラに話を戻すと、ゴジラまじで怖かったです…。「もうやめてくれ…」「コロサナイデ…」「コワイヨ」って何度思ったことか(笑)

「シン・ゴジラ」よりもこの「ゴジラ-1.0」がアメリカでウケた理由ってなんだろなって思ったんですが(まあ配給の規模とかもあるんでしょうけど)、従軍経験者の描写だったんじゃないかな。アメリカって、ベトナム戦争と湾岸戦争、イラク戦争、アフガニスタンと、従軍経験者がたくさんいて、トラウマの克服とか、「俺の戦争はまだ何も終わってない!」とか(ランボーっていうとポプテピのパロが同時に浮かんできてしまいます。特に花澤香菜さんの回が笑)、痛いほど理解できたんでしょうね。トラウマやフラッシュバックで苦しんでいる退役軍人がアメリカには現在進行形で数えきれないほどいるわけです。

(アフガニスタン経験者の救命医がかっこよすぎるNight Shiftめちゃくちゃ面白いです。Eoin Mackenさんはインスタもフォローしてます笑)


まあ、とにもかくにも、「ゴジラ-1.0」は映像の迫力もなんですが、人間とは何か、人間の弱さとは、強さとは、を改めて考えさせられた映画でした。

Blu-ray欲しいンゴ!




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