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《大阪のおじちゃんから学ぶ》ターゲットを完璧に見極めるマーケティング戦略


年配の方はやはりどの地域に行っても
最強なんですよね。

言葉1つ1つの説得力や重みが違いますからね。


どうも、とわです。


今回は僕がビジネス仲間と大阪旅行に行った時に
おじちゃんから学んだマーケティング戦略を公開します。






天気は快晴、街ゆく人々の聴き慣れない関西弁が僕の鼓膜を震わせました。

その日僕はキャリーケースをコロコロ転がして
大阪府にある"難波"を歩いていました。

この出来事はすぐに起きました。

歩いていると突然、ザルの上に何かを大量に乗せたおじちゃんが声をかけてきました。


「よぉ〜兄ちゃん!これ食うてみぃ〜!」


ザルの上に乗ってたのはお土産で有名な


人形焼き



僕は驚きました。

こんな気前の良い関西人が現実に存在するのか。。
ドラマで出てきそうなシーンが実際に起こるとは。

とにかく"エモかった"


そう言われて僕はザルの上に大量に乗せられている個包装されていた人形焼きを1つ頂きました。

するとおじちゃんは続けて


「上手いやろ〜!?」

と問いかけてきて


僕も「美味しいです!」

と答えました。

その刹那。やられました。


「せやろ〜! これ買ってくか?」

「今これ100円お得なんやけど〜」

と僕らに割引券を渡して来た。


実際に渡された割引券がこちらです。笑


スピード感がマジでハンパなかったです。

なんやねんこのマーケティング



僕は会話の最中もありとあらゆる方向から聞こえて来る関西弁に完全に脳内ハックされていたので心の声はリアルにこのセリフでした。笑


僕は冷静さを取り戻し

「後で買いに来てもいいですか?」

と、心の声を絞り出し渾身の一言。


しかしおじちゃんは引き下がらなかった。

「今すぐ買ってこの値段やねんなぁ」


なんという言葉のラリーの応酬だろうか。


そして僕は「...」

きっとこの3つの点は相手の目に見えたのだろう。
案の定おじちゃんは追い討ちをかけてきた。


「ほなこれも付けるで〜」


見せられたのは今から友人と見に行こうとしてた
吉本新喜劇のシール


これは流石に欲しすぎる。笑


僕は迷わず「買います!」

そして1,000円札を払いました。


僕が1,000円を払うまでの時間
わずか30秒。


皆さん、これ何が起きたかわかりますか?

勘づいた方は鋭いです。

僕の推測だとまず、おじちゃんは

"キャリーケース"に目を向けたと思います。



僕らの状況は

“キャリーケースを持ち吉本新喜劇の舞台の近くを歩いていた"

ここがポイントなんです。

地元の人が大荷物を持って難波を歩くだろうか。

歩きませんよね。

そう。

一目で観光客だとバレてるんです


それプラス

吉本新喜劇に興味のある人の可能性が高い


それを全て知った上でおじちゃんはまず僕らに

価値提供(人形焼きを試食させる)
という戦略を取ったんですよ。


そして実際に美味しいと僕らの口で言わせて
即決させる。


今だからこの値段


これはBrainでもよく見ますね。
初版◯部は◯円です。

まさにこれですよ。


少し押し売り感も強かったですが。笑

そしてポイントがもう一つ。

吉本新喜劇を見るには予約が必要なんですね。
(当日券もあります)


マーケティング戦略なんですけど


人は最初の購買行動と一致した行動を取る
要は、ついで買いをする傾向がある。


例えばですよ。

靴を購入した際に店員さんから

「雨の日でもめちゃくちゃ水を弾く防水スプレーあるんですけど良ければご一緒にどうですか?」

と勧められて購入した覚えがある人いると思います。

これはマーケティング戦略です。
"ついで買い"を誘発させようとしてます。


更にわかりやすくもう一つ例を出します。

貴方は焼肉屋さんに入りました。


店員さんが来て


「お飲み物いかがなさいますか?」

これ聞かれた事ない人絶対いないですよね。

因みにこれもマーケティング戦略です。

焼肉を食べる。

これは買うという購買行動と一致して人はソフトドリンクを注文してしまいそうになるんですよね。


因みに僕は飲食店の店長を務めていた事があるのでわかるのですが、1卓の1杯はデカイです。


ドリンクを戦略的に売れば20卓なら20杯。
単品だと400円〜500円ほどの店がほとんどなので
400円と考えてもその日の売り上げが8,000円変わります。


ドリンクのお伺いですらマーケティング戦略です。

こんな感じで世の中はビジネスで溢れかえってるんですよね。

少し話が逸れましたが

このおじちゃんは

どんな客に、どんなモノを、どんな風にやれば
売れるという事が完璧にできてるんですよね。


吉本新喜劇を見ようとしてる観光客(ターゲット)

お土産で有名な人形焼きを(商品)

吉本新喜劇のシールをつけて(特典)

販売してるんですよね。

このおじちゃんがここまで意識しているかは定かではありませんが。笑


ビジネスでもこの3つがとにかく大事です。

どんなターゲットにどんな商品をどう売るか
これは常に考えなきゃダメですよね。


以上、僕が大阪のおじちゃんから学んだ
マーケティング戦略でした。

なにか貴方に気づきを与える事ができたら
嬉しいです。


では、またTwitterで会いましょう。


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