見出し画像

夜を歩く。回遊魚たち 夜を泳ぐ。。

言語化未満の感情
言語化しない事象
言語化をまつ情緒

割り切れない心模様
清濁が解決してない情緒
それを表現する響き
背後の大いなるもの
そこにも接続できる音

長台詞に音が絡むとき、ポエトリーの経験値が活きる

Night core

いまみたいな夜は、かけらみたいな音を流して 音楽未満のものがいい

物語じゃなくて記録

文脈をscopeし独自に交差する
向き合い切った後の帰り道に訪れる直感、を
取りこぼさず、追い求め過ぎてぐちゃぐちゃにもしない
観客0でもやれるか?と問われれば やれる、軸と神聖な空気

予定調和から解き放たれた領域のことをノイズという
枠の 外からくるものが ノイズ
筋の 脈の 外側から響いてくるからノイズ
だから生命を感じる
レイヤーと ノイズ

タイムラインも夜道  液晶の中で交わされて踊る誰かの断片
3次元とは違うstreetに流れて消える言葉たちが
嘘か本当かわからないまま感光してる 

静かに呼吸する 音と光、それは空間
泳ぐ言葉  言葉という器に注がれた情緒と思考たち
水面

音がある方が一人になれる   音があるから、自分の中が静かになっていく

夜の道を歩く、って 人間だけのものじゃなかったと思って
それ以外の無機物や有機物も夜の道にいるし構成してる

_

何者にも引っ張られることもなく、自分の実感だけが軸として機能する
自分の皮膚感覚と直感だけを頼りに未来へ行く
他人がどう感じるかは想定できないし気にしても本来意味がない、それは他者が決めることだから
こちらはこちらをやる
それでもし響きあう、あった、あったら、それはたぶん特別なこと

セオリーに則る必要全くないやと思えたから作業が楽しい
自由に泳げる自分軸は用意してあるし

_

やったことないことやってみようやってみないとわからないから、って いっそ舞台スピーカーを
片方ロビーに出しちゃえば?ってそうしてみたらなんかすごい拡張していいんだって感じることができた
今回、たった6発のスピーカーで音を出してる
あとはよーく知ってる王子小劇場の空間自体を使って、壁や床や中空も

休演日や本番が終わったあとの誰もいない時間を使って、王子の空間で音を鳴らしその聴こえや響きそのものをバイノーラルで録音したりした
この空間自体も楽器だし、今の空気やこのセッティングで録音できるチャンスなんて二度とないから
物語じゃなくて記録だから
そうやって録音した音、触感に溶けた呼吸が、このアルバムの中に収録されているし、ミックスされてもいる
あの、あの時の空間の、空気が、遠さが、ここに混ざって、入っている
ここに、あの夜が居る


夜が好きで
夜を歩く音を創ろうと奏でて
夜の水族館みたいな音たちが生まれました
どうしても水の中になるのはこれは私の性癖なのでしょう

受け入れようと思います
水は  還る場所
かえろう

_

朝方のじめんが空気がふるえて
あがりきらない温度
何もかもが青く視える時間 を経て 
薄く水色橙にグラデーションしていく 白
最後に そういうのを翻訳したような感じ

かすかにふるえている 静けさは動きの中にある

音と 声と 言葉 この三つの絡み合い方の探求
そして空間

____



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?